「Pixel 8a」公式サイトでiPhone SEが“新品より高く下取り”の珍事、祭り状態もキャンセル対応に 悲痛綴る転売ヤーも


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Googleが5月より販売を開始した新型スマートフォン「Pixel 8a」をめぐり、同社公式サイト「Googleストア」に一時的に掲載されていた“美味しすぎる話”が話題になっていた。

今月初頭にX上での複数のポストにより注目を集めたのは、Googleストアにて「iPhone SE3の下取り価格がハンパない」というもの。過去のウェブサイトデータによると、Pixel 8aの購入時にiPhone SE3の下取り額は「77,199円(64GB)」と提示されていることが確認され、これは本来のiPhone SE3の新品価格「62,800円(〃)」や、Pixel 8aの本体価格「72,600円」を大きく上回る。

加えて下取りであるため、必ずしもiPhone SE3は新品である必要はなく、もしこの額面が適用されるとするなら「美味しすぎる」として、聞きつけたネットユーザーが下取り購入を相次いで報告。なかには中古販売店で複数台を買い占め、転売とも受け取れるような行為もみられ、“祭り”状態に発展した。

しかし、そんな美味しい話はあるはずもなく、数日後には購入者を対象に「下取りのキャンセル」が通告されることに。結果として「18,625円」へと修正され、実現は叶わなかったものの、キャンセルの補償として、対象者には3万円分のGoogleストアクレジットが提供されることになり、依然としてお得であることは変わりなかった。

同価格帯の機種の下取り価格はおおよそ1万円~3万円であることもあり、Google側のミスであることは修正されずとも明瞭ではあるが、大きく注目された背景には先日に起こった前例が挙げられる。Googleストアの誤表記はこれが初ではなく、5月には同様に「Xperia XZ1 Compact(2017年発売)が3.8万円で下取りされている」として話題に。

しかも、Google側はその誤表記を修正しつつも、誤表記価格のまま本当に下取りを行ってくれたとの報告が相次ぎ「太っ腹すぎる」として、iPhone SE3にて一抹の期待が寄せられることとなっていた。

ちなみに、一連の話題のさなか、同時期に一部の中古販売店ではiPhone SE3を買い占める行為も見られたといい、これらの購入者は痛手を被ったのか、Xでは悲痛を綴る投稿も寄せられていた。

市井

著者 市井
オタク総研 媒体統括。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス

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