スクエニHD、221億円の特別損失を計上へ 開発方針の見直しによるコンテンツ廃棄損
スクウェア・エニックス・ホールディングスは30日、投資家に向けて「特別損失の計上に関するお知らせ」とする文書を公表。コンテンツ制作における221億円の特別損失を2024年3月期に計上する見込みであることを発表した。
これは先日行われた同社取締役会にて決議した、「HDゲームタイトルの開発方針の見直し」を受けての発表とのことで、文書中にて「開発中のパイプラインを精査した結果、約221億円のコンテンツ廃棄損を計上することになりました。」とコメント。通期連結での業績見通しへの影響などについては「他の要因も含め現在精査中」として、修正が生じた場合には続報にて開示するとしている。
コンソール向けタイトルの開発各社は近頃、相次いで業績予想に影響を及ぼす修正事項を公表している。コーエーテクモホールディングスは今月、一部パッケージタイトルの販売状況が当初の予想から下回る見込みであると発表し、業績予想を下方修正した。セガサミーホールディングスも「欧州での構造改革」の一環として特別損失の計上を公表していた。