“推しエンタメ”定期調査『コナン』が劇場公開で急上昇『Aぇ! group』ファンが過去最高の支出記録

マーケティング企業のGEM Partnersは24日、エンタメコンテンツの総合的な価値を評価する独自指数「GEM指数」の最新版（4月13日版）を公表。アニメコンテンツからは劇場アニメの上映が好調の「名探偵コナン」が前月からの急上昇トップを獲得し、アイドルグループからは『櫻坂46』『Aぇ! group』『TWICE』の3組がランクインした。

この指数は15～69歳の全国3万人を対象に実施する「現在、推しているエンタメブランド」に関するアンケート結果などをもとに作成されており、今月のランキング1位は『YouTube』だった。同指数は前月比＋4位の成長を見ており、理由としては「接触日数」が上昇したことあると分析。寄せられた回答には「投資・ビジネス・お金系をYouTubeで見る」という項目が3月に比べて増加しているといい、新NISA需要や経済関心などの反映も想定される。

急上昇ランキングTOP10には、アイドルグループの『櫻坂46』『Aぇ! group』『TWICE』もランクインしており、1位は『名探偵コナン』が獲得した。劇場版『名探偵コナン100万ドルの五稜星』が調査前日の4月12日（金）に公開されたこと受け、関連指標が大きく上昇したという。

また、STARTO ENTERTAINMENT所属の男性アイドルグループ『Aぇ! group』については、数値算出の参考に用いられる「支出金額」が過去の最高値の倍近くに増える数値を記録するなど、過去に類を見ない急伸を記録。

『Aぇ! group』は、3月16日、17日にCDデビュー前のジュニアとしては異例となる単独ドーム公演（京セラドーム大阪）を開催しており、それに合わせて推しファンの消費意欲が高まったものと分析。また、直近1カ月の接触をみると「ライブ・コンサート」が上昇したほか、「DVD・ブルーレイの購入」も高まるなど、関連消費の動きも見受けられる。