ディズニー新作映画『ウィッシュ』Dolby Atmos版特別上映会で「制作スタジオと同じ環境で聞ける」圧巻の立体音響を体験


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2023年12月から全国の劇場にて上映中のディズニー映画最新作「ウィッシュ」について、この度本作の“ドルビーアトモス版”の特別上映会が26日、新宿109CINEMAS PREMIUMにて開催された。

この日はディズニーストアクラブ会員から抽選で選ばれたファンが会場に足を運び、ワンランク上のシアター設備とドルビーアトモスによる最高品質のオーディオで本作を堪能した。

映画『ウィッシュ』はディズニー100周年を記念して2023年12月15日(金)に公開されたドラマティック・ミュージカル作品。願いが叶う魔法の王国を舞台に、そこで暮らす少女アーシャと、空から舞い降りた“願い星”とが織りなす冒険と奇跡を描く。ディズニーのレガシーを感じさせる美しい世界観や魅力あふれるキャラクター、そして100を超えるディズニー歴代作品からのオマージュなどが盛り込まれており、ディズニーファンはもちろん、数作品しか見たことがない方でも楽しめる作品となっている。

『ウィッシュ』は、公開から1ヶ月で興行収入32億円、観客動員237万人を突破し、SNS上では「音楽と演奏が見応えありすぎて絶対映画館で見るべき作品」「心に響く楽曲が多すぎる」などの感想が投稿され、特に主題歌やミュージカル楽曲といった音楽の側面で話題になっている。そんな“音”に注目したい本作、一般上映に加えて「ドルビーアトモス版」の上映が32劇場40スクリーンを対象に行われている。

特別上映会ではまずドルビージャパン株式会社より担当者の尾崎卓也さんが登壇し、ドルビーアトモスについて解説した。ドルビーアトモスとは通常のサラウンドシステムを超える体験が可能な最先端の立体音響技術として、そのクオリティは一般に高音質とされている“5.1chサラウンド”以上とされている。ドルビーアトモスに対応した作品にはタテ×ヨコ×高さの位置(空間)情報が紐付けられた音源が付属しており、スクリーン裏やサイド、後方の壁から天井まであらゆるスピーカー群を個別に制御することにより“位置情報通り”に音を再生することで、圧倒的なクオリティでのシアター体験を得ることができる。

※ドルビーアトモスの解説は編集補足含む

尾崎さんはこうした説明とともに「ドルビーアトモスに対応した作品は、ここの劇場と同じようなスタジオの環境で作られているので、制作者が『皆様にこういう風に楽しんでいただきたい』という完成形そのものが体験できます」と特徴の魅力を語った。また、映画館に限らず、ドルビーアトモスに対応したイヤホンやヘッドホンでも最先端の音響技術を手軽に体験できるといい、12月15日より配信中の『ウィッシュ』オリジナルサウンドトラックでも楽しんで欲しいとコメントした。

その後、本編映像が同時公開の短編作品『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』とともに上映。カメラワークや場面転換と完璧に同期したサラウンド音響の迫力は然ることながら、野鳥の羽ばたきや風音といった僅かな環境音も繊細に表現されており、ドルビーアトモスならではの音響体験が作品への解像度を更に高いものにしていた。また、本作の大きな魅力であるミュージカルパートにおいては、生田絵梨花さん演じるアーシャの透き通る女声、そして福山雅治さん演じるマグニフィコ王の芯の通った力強い男声それぞれがより魅力的に感じられ、まさに“極上”そのものの体験が得られた。

ドルビーアトモスに対応した劇場の詳細については特段公式サイトにて言及されていないものの、TOHOシネマズ系列では全20劇場が対応している。

【対応劇場】日比谷(東京)・新宿(東京)・池袋(東京)・六本木ヒルズ (東京)・日本橋(東京)・立川立飛(東京)・すすきの (北海道)・仙台(宮城)・ららぽーと富士見 (埼玉)・ららぽーと船橋 (千葉)・柏(千葉)・市原(千葉)・赤池(愛知)・梅田(大阪)・くずはモール (大阪)・セブンパーク天美 (大阪)・ららぽーと門真(大阪)・ららぽーと 福岡 (福岡)・アミュプラザおおいた (大分)・熊本サクラマチ(熊本)

『ウィッシュ』作品情報

12月15日(金)劇場公開
100年のすべてが、この物語に―世紀のドラマティック・ミュージカルが誕生。
願いが叶う魔法の王国に暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう。みんなの願いを取り戻したいという、ひたむきな思いに応えたのは、“願い星”のスター。空から舞い降りたスターと、相棒である子ヤギのバレンティノと共に、アーシャは立ち上がる。「願いが、私を強くする」──願い星に選ばれた少女アーシャが、王国に巻き起こす奇跡とは…?
監督:クリス・バック『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』、ファウン・ヴィーラスンソーン『アナと雪の女王』『ズートピア』

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市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。