“Lightning端子”の行方は?不評のMacマウス「Magic Mouse」がUSB-C移行の機運で“消滅間近”か


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本年秋、Appleが「iPhone 15」シリーズを発売し、充電端子を独自規格のLightningから汎用のUSB-Cへと移行したことが大きな注目を集めた。

MacやiPadなどの他のAppleデバイスでは先んじてUSB-Cへの移行が行れていたほか、ワイヤレスイヤホンのAirPodsシリーズも「AirPods Pro(第2世代)」よりUSB-C充電になっていたことから「最新製品からLightningが消滅した」と思う方もいるかもしれないが、実はまだ“Lightning搭載デバイス”は多数存在する。

「iPad(第9世代)」や「iPhone SE」シリーズ、Mac向けに展開されている「Magic Keyboard」「Magic Mouse」といったアクセサリー類などだ。

前者は49,800円で購入することができる最安グレードのiPadとして、低価格ながらも上位機種と同じ処理チップを搭載することから“ハイコスパタブレット”として人気を博しているが、現在発売されているiPadシリーズでは唯一Lightning端子を搭載しているモデルとなる。

そんな本製品を巡り、Apple製品に精通するBloombergのマーク・ガーマン記者は本年9月に「2025年までにすべてのデバイスでUSB-C移行が完了するだろう」との見解を示し、iPad(第9世代)については2024年中には販売を終了するとの予測を立てていた。

同製品は2021年秋発売とすでに2年以上が経過していることに加え、後継モデルである「iPad(第10世代)」も販売されているため、同社のリリーススパンも加味すると「来年中の販売終了」は現実的。しかしながら、5万円を切る最廉価機として特に教育現場では多数の採用事例もあることから、新古品や中古市場では引き続き一定の人気を維持することが予測される。

そしてもう一方のLightning搭載デバイスであるアクセサリー類についても同様に移行計画があるといい、著名リーカーで知られる刹那数码は今月8日に自身の微博(ウェイボー)にて「2024年の3月に行われる発表会でUSB-C搭載のアクセサリーが発表されるだろう」と予測。「Magic Mouse」はMacシリーズ専用のワイヤレスマウスとして統一感あるスタイリッシュなデザインであるものの、充電端子がLightningであったり、端子の場所が本体裏面にあったりすることから「充電時に操作ができない」「この充電のためだけにLightningケーブルが必要」と不評を漏らすユーザーが多く存在する。

端子の位置についてSNSでは「充電している姿がみっともない(ユーモアな意も含む)」などと批判する声がある一方で、本体側面に端子を配置すると「Appleが重視するデザイン性が損なわれるのではないか」などと意見が分かれているものの、USB-Cへの移行については大歓迎との意見がほとんどを占めており、今後の動向に注目される。

オタク総研編集部

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