結構ユーモア?マスク氏率いるAI企業がチャットAI「Grok」提供開始 学習にツイートを使用、日本上陸も「間近」


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実業家のイーロン・マスク氏がトップを務めるAI関連企業「xAI」は8日、同社の生成AI技術を活用したチャットボットサービス「Grok」のリリースを発表した。

初期段階として、X(旧:Twitter)の有料会員「X Premium+」に加入する米国ユーザーを対象に、Grokをベータ板として提供を開始する。対象者であれば、ウェブ版やiOS、AndroidアプリからGrokにアクセスできるという。

マスク氏は8日に本事項を自身のXにて発表し、チャットボットの改善に役立てるため、できるだけ多くのフィードバックを提供するよう呼びかけた。続けて同氏は今後の展開について「約1週間ですべての英語圏ユーザーへの提供を行う」としており、日本での提供可能性については、日本が世界2位のユーザーシェアを誇る地域であることに触れつつ「(英語圏の)次に優先する」との意向を示した。

GrokはxAI社が開発した大規模言語モデル「Grok-1」を活用し、生成AIによるチャットを実現している。Grok-1の学習には2023年までのウェブ上のテキストデータに加え、Xで投稿されたリアルタイムのテキスト情報も使用していることが特徴的。

早速Grokを試したというユーザーの報告によると、その特徴が生成結果にも現れているといい、「5+4の結果は?」と聞くと「9」と正確な値を出力する一方で、「いいえ、妻は12と言っていた。」と続けると「ああ、人間関係は複雑だ!それならば、答えは間違いなく12だ。」と返答したという。マスク氏は本投稿を引用し「Grok is wise」とコメントした。(二)

オタク総研編集部

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