KONAMIとベンチャーが協業で「ひなビタ♪」VRアニメを制作 360°楽しめる体験型アニメで“聖地巡礼”とも融合


アイキャッチ画像

KONAMIのキャラクターバンドコンテンツ「ひなビタ♪」から、新作短編VRアニメーションの制作が発表された。

制作を担当するのはノーコードでVRアニメを制作できる、VRアニメのプラットフォーム「Hatch-Pot VR(ハッチポットVR)」を運営する株式会社D’Arts。同社はコナミデジタルエンタテインメントが実施するベンチャー支援プログラム「KONAMI ACCELERATOR 2023」において採択され、KONAMIによるモーションキャプチャルームを活用したキャラクターモーションの向上や、UX改善が行われてきた。

今回、これに続く形で新たな価値の共創プログラムの一環として、KONAMIが持つキャラクターバンドコンテンツである「ひなビタ♪」の新作短編VRアニメの制作を今年秋より新たに開始したことを発表した。

「Hatch-Pot VR」とは「VRアニメ」と呼ばれるキャラクターがストーリーに沿って、360度の空間を動き回るマルチシナリオ作品を専用のソフトウェアを用いてノーコードで制作できるプロダクト。AIによる自然言語処理技術も活用し、台本の“ト書き”を自動生成するといった機能面での支援も行うことで、より簡単かつ短時間でアニメ制作が可能になる。

2021年開催の商談イベントでデモ展示を実施していた

今後の展開として「ひなビタ♪」の聖地巡礼事業との連携により、遠方にいるファンに向けた体験の機会や、現地に訪れたファンにホログラムを使ったキャラクターによる観光案内などを行うサービスの提供を予定している。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。
メルマガ詳細