コトブキヤ、FY2023は2桁の増収増益…自社IPの展開顕著、店舗業績はインバウンド回復で”復活の兆し”
フィギュア・ホビー商品の企画・販売を手掛ける株式会社壽屋(以降「コトブキヤ」)は16日、2023年6月期の通期決算を報告。同日公表された各種決算資料によると、前年同期比での増収減益であったことが明らかとなった。
国内市場におけるホビー販売について、フィギュア製品においてはホロライブ2期生のVTuber「百鬼あやめ」や「ロキシー・ミグルディア」(アニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』)、「DECOCTION MODELS レイレナード 03-AALIYAH シュープリス」(ゲーム『ARMORED CORE 4』)などの売上が業績に貢献したと説明。
また、同社が推進している自社IP『アルカナディア』のプラモデル展開についても好調としつつ、中でも「ヴェルルッタ」「皇巫(オウブ)スサノヲ 蒼炎」 「源内あお [若葉女子高校・冬服]」「フレームアームズ・ガール アヤツキ」(いずれも自社IP)などが好調な売上を記録したという。同時に、『モデリング・サポート・グッズ』関連製品も安定的な伸びを見せ、全体の業績を押し上げた。
直営店舗においては、各種店舗キャンペーンの展開、『にじさんじ』関連商品の好調な動き、訪日外国人客の増加などが貢献し、売上は回復の兆しを見せたとのこと。
一方、海外市場については全体的な伸び悩む傾向に。北米地域では「ヴァンパイア美少女 モリガン」や「ヴァンパイア美少女 フェリシア」などがフィギュア製品の売上に貢献したものの、前年のタイトル数の反動が見られ、アジア地域でも同様に落ち込みが見受けられたという。