福岡地銀系グループ会社が「BOOTH」へ銀行決済を提供 脱・クレカ表現規制にも期待
ふくおかフィナンシャルグループの金融機関「みんなの銀行」は18日、ピクシブ株式会社の運営するクリエイターマーケット「BOOTH」内にて利用可能な新たな決済手段として「ピクシブかんたん決済 powered by みんなの銀行」を発表した。
みんなの銀行はBaaS(Bank as a Service)事業において、ピクシブ株式会社と基本合意を締結しており、2021年9月にはみんなの銀行 “パートナー支店” 第1号となる「ピクシブ支店」を開設。以降、ピクシブが掲げるミッション「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」の達成に向け、共同でマーケティング活動を進めながらAPI連携の検討、開発を行ってきたと説明。
今回発表された「ピクシブかんたん決済」の提供により、「みんなの銀行」の口座をpixivアカウントと連携することが可能になり、クレジットカード等を介さないシームレスな直接決済が実現するという。
クリエイターとクレジットカード会社を巡っては過去にも幾度となく「海外決済事業者による表現規制」問題が話題になっており、参議院内閣委員会でも審議されるなど重要な課題に発展している。国内事業者間による決済圏の構築はこうした表現規制問題への解決にもつながるのではないか、との期待の声も見られている。