11周年を迎えたパズドラ、数字から見る”衰えない”安定運営とユーザー定着の重要性


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スマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」は2023年2月20日(月)にサービス開始から11周年を迎えた。

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「パズル&ドラゴンズ」は、「モンスター」を育てて「パズル」でバトルする、日本を代表するスマートフォンゲーム。2012年2月20日にiOS端末向けApp Store」にてサービスを開始して以降、またたく間に人気はうなぎ登りに。2022年11月5日には、国内累計6000万ダウンロードを突破し、この度2023年2月20日に11周年を迎えた。

そんなスマートフォンゲーム業界では”老舗”と言って良い本作だが、11年周年の歴史を刻むには人気の維持が必要不可欠なのは想像に易い。では「パズドラ」はどのくらい人気を維持し続けているのだろうか。「パズドラ」の運営元であるガンホー・オンライン・エンターテイメントは2月14日に同社の2022年12月期通期決算を報告。公表された資料の中で同作11周年についての言及がなされていた。

資料にはリリース開始からのMAU(月間アクティブユーザー)と課金率の推移が公開されており、リリース当初から2014年にかけて急激に成長、その後4年ほど穏やかに減少し以降は現在に至るまで軽微な増減にとどまり安定をキープしていることが見て取れる。

また、第三者の調査会社による報告によると、2022年9月の日本におけるモバイルゲーム収益では「パズドラ」が5,300万ドル以上を記録し、収益ランキングがトップに。さらに、同月のダウンロード成長量においても、日本5位にランクインしており、リリースから時間が経過するにつれてダウンロード成長量は鈍化する傾向にある中での5位は新規顧客の取り入れが順調で好位置であると評価している。

※情報元:リリースから10年のパズドラが2022年9月国内収益トップの5,300万ドル超えを記録、App Store価格改定後も順調に推移(SensorTowerストアインテリジェンス)

「パズドラ」は直近3ヶ月のうちに、『サンリオキャラクターズ』や『仮面ライダー』『モンスターハンター』『ジョジョの奇妙な冒険』といった日本屈指の人気IPとのコラボを行っており、新規顧客の取り入れに努めている。一方、アイテムの配布や限定モンスター、限定ダンジョン等の追加といった施策を定期的に行うことで既存顧客のユーザーアクティビティの活性化にも力を入れていると説明した。

同社は決算資料にて「2023年も有名IPとのコラボイベントを含む、様々なイベントを実施することでMAUの活性化を図る」と続く12周年に向け意気込んでいた。先日開催された11周年記念生放送では「パズドラ」初の『ガンダムシリーズ』とのコラボを発表するなど、今後の動向にも注目される。

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ガンホー・オンライン・エンターテイメント決算発表資料