電通、セガ系と新たに連携 ゲーミフィケーション×IPで「ついやりたくなる」企画提案


電通、セガ系と新たに連携 ゲーミフィケーション×IPで「ついやりたくなる」企画提案
電通本社ビル(東京・汐留)

電通は28日、セガのグループ企業・セガXDと共同で、アニメキャラクターなどのIPとゲーミフィケーションの手法を掛け合わせた新たなキャンペーンパッケージ「Gaming Booster」(商標出願中)を発表した。

 

ユーザーが「ついやりたくなる」体験設計を通じた企画を提案、実行することで企業のブランディングやマーケティング課題の解決する。

 

ゲーミフィケーションとは、楽しさや達成感などゲーム特有の仕組みを活用し、生活者の自発的な行動を促す手法として、多様な業界で採用が進む。電通が実施した調査によると国内市場は2024年の463億円から2030年には1915億円へ拡大すると推定され、大幅な成長が見込めるという。

2024年の「提供事業者」ゲーミフィケーション市場規模は463億円、2030年の同市場は約4倍となる1,915億円と予測
2024年の「提供事業者」ゲーミフィケーション市場規模は463億円、2030年の同市場は約4倍となる1,915億円と予測

「Gaming Booster」では、電通が保有するキャンペーン設計の知見やIPネットワーク、デンツウゲームセンターに所属するクリエイターによる制作力と、セガXDのゲーミフィケーションノウハウを統合する。

アニメなどのIPが持つストーリー性や世界観、キャラクターの魅力といった要素に、ゲーミフィケーションによるモチベーション設計を組み合わせることで、IPファンのみならず多くのユーザーに興味を持ってもらえるような内容を目指すとしている。

さらに、ゲーミフィケーション施策の効果を継続的に蓄積・分析することで、顧客体験の質の底上げを図る方針だ。

著者 経済/社会担当
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