『イナイレ』新作、不正チート対策が「陰湿すぎて最高」「効果的」と話題に
11月14日発売のレベルファイブの人気サッカータイトル『イナズマイレブン』シリーズ最新作『イナズマイレブン 新時代』について、11日よりアーリーアクセス版が配信されているなかで、独特な不正対策システムが注目を集めている。
アーリーアクセス直前に配信された「イナズマイレブン新時代 キックオフ前夜祭」ではゲームシステムが紹介。熱血サッカーバトルが楽しめるRPGとしてインターネット対戦が可能になっているが、今作のシステムでは不正ツールを使った改造やMODなどで内部パラメータを変更することを厳重に禁止している。
そして注目を集めているのは、その罰則処理の方法で、システム側が不正を検出した場合、当人への通知を「行わず」不正罰則処理が働く仕組みとなっている。
具体的には、オンライン時に不正ユーザー本人には伝えない一方、相手にのみ「不正を行っている可能性があるプレイヤー」と通知される。
加えて、パラメータ上昇に不利な処理が働いたり、レアドロップ確率大幅減少したりするなどの罰則処理が不正ユーザー本人には分からないかたちで働くようになる。
上記3つのペナルティは不正検知時にひとつ、もしくは複数課せられるといい、この仕組みについて配信中で日野晃博社長は「すぐ(不正の可能性を)教えてしまうと対策されていたちごっこになる」と説明している。
また、不正チェックの方法と罰則処理は予告なく追加変更を行うとしており、ツール側でアップデートされた場合でも逐次対策する予定であることも言及し、チート行為への徹底した姿勢を示している。
この「本人に気づかせずペナルティを科す」という手法が、ユーザーの間で「(良い意味で)陰湿すぎて最高」などと共有され、ソーシャルメディアでも大きな反響を呼んでいた。
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』は14日よりNintendo Switch2/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam)にて配信開始。新たな主人公「笹波雲明」が繰り広げる「ストーリーモード」や、過去作からの総勢5400人以上のキャラクターを仲間にできる「クロニクルモード」、全世界のプレイヤーと競うオンライン大会「ヴィクトリーロード」が楽しめる。
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