ブシロード、1Q決算は増収減益=TCG事業は好調&バンドリ超大型アプデで巻き返し図る


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エンターテイメント事業やスポーツ事業などを手掛ける株式会社ブシロードは11月14日(月)に同社の2023年6月期第1四半期の決算を発表した。

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決算短信によると、トレーディングカードゲーム(TCG)ユニットでは継続的なトライアルデッキ・ブースターパックの販売により業績を牽引し、第1四半期連結累計期間で過去最高の売上を記録した。その一方で、デジタルコンテンツユニットにおいて先行投資として複数のゲームの開発を行っていることが起因し、研究開発費が増加。

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あわせてイベント関連費用及び物流費等の増加も影響し、結果として第1四半期連結累計期間の売上高は17.7%増の約123億円、営業利益は34.4%減の約8.6億円、経常利益28.9%減11.8億円となった。(前年同四半期比)

ブシロードはリアルイベントの開催を推進しており、昨日11月13日には設立15周年を記念し関連IPから19組のアーティストを招いて「ブシロード15周年記念ライブ」をベルーナドームにて開催。同イベントでは声出しOKでの観客動員を行うなど、積極的なライブエンターテイメントの復興の取り組みが見られている。

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スポーツ&ヘルスケア事業においては株式会社ブシロードファイトが4四半期連続で過去最高売上高を更新するなど堅実な成長を続けている。また、同業他社同様に急速な円安の伴い約1.8億円の為替差益が発生している。

同社は本年8月に中期4ヵ年経営計画や経営戦略を発表し、「IPディベロッパー2.0」として「Global Mega CharacterPlatform戦略」を打ち出した。経営計画においては2026年6月期に売上1,000億円、営業利益120億円達成を目標に掲げており、前述の先行投資はこれらに起因するものとされている。

同社は第2四半期以降、海外を含むTCGユニットは好調に推移することを見込んでおり、継続的な先行投資や2023年3月の「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の超大型アップデート等での巻き返しを図る見込み。

・株式会社ブシロード IRニュース
・[PDF]2023年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。
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