同人誌即売会「COMITIA」実行委員会代表の中村公彦氏が退任=37年間支える


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同人誌即売会「COMITIA」を運営するコミティア実行委員会の代表・中村公彦氏が11月27日に開催するCOMITIA142をもって辞任することが発表された。

「COMITIA」は”自主制作漫画誌展示即売会”と称する同人誌即売会として、1984年から年4回開催されている。二次創作物の頒布禁止やコスプレ禁止など、同様の大型同人誌即売会であるコミックマーケットとは異なる側面を持っている。

中村氏はそんな「COMITIA」を第1回開催から37年間支えてきた存在。今回の退任の理由について、「年齢の問題もあるが、ウィズコロナ・アフターコロナの時代に対応するには、新しい感覚とノウハウが求められており、ここが良いタイミングだと判断した」としている。

次回のCOMITIA143からは後任の新代表・吉田雄平氏に交代する。コミティア142をもって中村公彦氏はコミティア実行委員会の代表を退任するものの、今後は「会長」というこれまでコミティアに無かった新しい役割に就くことになるとのこと。

新代表の吉田氏は本件に関し「重要なのはコミティアの代表が誰かではなく、今日のコミティアが「楽しかった!」とより多くの方に感じてもらうことだ」としつつも感謝の意を述べていた。

「COMITIA142」は11月27日(日)に東京ビッグサイト西1・2・3・4ホールにて開催される。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。