「更新してシャットダウン→勝手に再起動」Windows随一のナゾ現象、根本的に解決へ

マイクロソフトは、Windows 11で報告されていた長年にわたる不具合について、最新のプレビュービルド(Insider Preview Build 26220)で修正を実施していることを明らかにした。
この不具合は、更新プログラムのインストール待機中に表示される「更新してシャットダウン」オプションを選択しても、実際にはPCがシャットダウンされないというもの。
デスクトップPCで時間のかかるWindowsアップデートをする際、就寝前や出かける前などに行うユーザーのなかには、「更新してシャットダウン」オプションを利用しているにも関わらず「朝起きてたらなぜか起動していた」「帰宅したら再起動していた」といった経験がある方も少なくないだろう。
実際に多くのユーザーから、スタートメニューやWindows Updateに表示される「更新してシャットダウン」オプションを選択しても、PCの電源が切れないという報告が寄せられていた。更新プログラムがインストールされた後、PCはシャットダウンされずに再起動し、ロック画面またはデスクトップに戻ってしまう状態が続いていた。
また、この不具合の厄介な点として、機能が正常に動作することがあったことも挙げられる。この機能がなぜこれほど不安定だったのかについて、マイクロソフト側はこれまで説明していはいが、同社は今回、修正を行っていることを明らかにした。
この修正は今後正式版としてWindows 11ユーザーに展開される見込み。