ドラクエ“最強の都市伝説”に終止符?ドラクエ7完全リメイクで「キーファ=オルゴ・デミーラ説」に決着か…ファン騒然のPV公開


ドラクエ“最強の都市伝説”に終止符?ドラクエ7完全リメイクで「キーファ=オルゴ・デミーラ説」に決着か…ファン騒然のPV公開

2025年9月12日に配信された「Nintendo Direct 2025.9.12」にて、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の完全リメイク作『ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)』が突如発表された。発売日は2026年2月5日(木)で、対応ハードはNintendo Switch/Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Windows)。

2000年にプレイステーション用ソフトとして発売され、長大なシナリオと石板集めで“ドラクエ史上最も骨太”といわれた「ドラクエ7」。3DS版でのリメイク以来となる今回の再構築では、すべてのシステムが一から刷新される。グラフィックは“ドールルック”と呼ばれる温かみのある3DCGスタイルに一新され、町並みやフィールド、キャラクターの表情がより立体的になった。

キャラクターにはボイスが追加され、戦闘はシンボルエンカウント制に。シナリオも大幅に再編され、新規エピソードも追加されると発表された。ドラクエ生みの親・堀井雄二氏も「かなり遊びやすくなっている」とコメントしている。

シリーズ屈指の都市伝説に決着?

そんな中、今回の発表で再び注目を集めているのが、ドラクエシリーズの最も有名な都市伝説のひとつ、「キーファ=オルゴ・デミーラ説」だ。物語の序盤、王子・キーファはメインの仲間キャラとして登場するが、途中でパーティを離れて故郷に戻る決意をする。

パッケージにも大きく描かれている仲間キャラの離脱、そして再合流なしという仕様は当時のプレイヤーを驚かせるとともに、強い喪失感を与えた。

そんな中、今回の発表で再び注目を集めているのが、ドラクエシリーズ屈指の都市伝説「キーファ=オルゴ・デミーラ説」だ。物語序盤に登場する王子・キーファは、メイン仲間として頼もしい存在だが、途中でパーティを離脱して故郷に残る決断をする。パッケージにも大きく描かれた仲間キャラが再合流なしで離脱する展開は、当時のプレイヤーに強い喪失感を与えた。

やがてファンの間で囁かれたのが「この離脱は、後に登場する魔王オルゴ・デミーラにつながる伏線なのでは?」という説だ。

オルゴ・デミーラの人型形態とキーファの容姿の類似、作中で登場する「ラーのかがみ」など意味深なアイテム、作中で語られる“人間が魔物に変化する”逸話などが根拠として挙げられ、この説は20年以上にわたり議論され続けてきた。少なくとも、開発段階では実際にそういうプロットが存在したのではないか、とまで言われるほどだ。

キーファ役に宮野真守が決定…別角度からも議論

今回のリメイクでは、キーファの声を宮野真守が担当すると発表された。演技派で知られる宮野の起用、そして彼の声質などを考えると、彼がオルゴ・デミーラを演じるのでは? と想像するファンも多い。

一方で、発表PVに登場する髭をたくわえた中年男性が「成長したキーファでは?」と話題に。もし再合流が新規エピソードとして追加され、キーファとオルゴ・デミーラが対峙することになれば、長年の都市伝説が公式に否定されることになる。

ネット上では「キーファ=オルゴ説を拾うのだけはやめて」「完全否定されたら逆に寂しい」「マモキャスティングはオルゴまで込みでは?」とさまざまな声が上がり、発売前から議論は再燃している。

20年以上語られ続けてきた“謎”に、ついに公式が答えを出すのか。20年越しの答え合わせはすぐそこ。リメイク版は、懐かしさだけでなく長年の論争に終止符を打つ一作になるかもしれない。

著者 神山勝丸
ドラゴンボールとドラクエ、鳥山明を愛する30代。好きなアニメはサザエさん。