週刊文春、4年前に辞めた“中吊り広告”が復活…大リニューアルで48年ぶり表紙絵刷新 3ヶ月ごとに入れ替わり制

株式会社文藝春秋が発行する総合週刊誌「週刊文春」が9月4日発売の9月11日号で大幅リニューアルを実施した。48年にわたって表紙絵を手がけてきた故・和田誠氏に代わり、気鋭のイラストレーター髙橋あゆみ氏による新たな表紙デザインで再スタートを切った。
新たに表紙を担当する髙橋氏は広島県出身で、多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻、桑沢デザイン研究所デザイン専攻科を卒業後、デザイン事務所を経て2023年に独立したイラストレーター。今回の表紙絵は和田氏の最終号でアンコール掲載された「エアメール」のモチーフを用い、バトンタッチをイメージしたカラフルな色彩で仕上げられた。

表紙デザインは今後3カ月ごとに変更される予定で、日本のみならず世界中のフレッシュで魅力的なイラストレーターが季節ごとに登場する方針だという。
そして、リニューアルに合わせて、4年前に終了していた電車の車内中吊り広告が復活した。本日9月5日から東京メトロ全線でワイド面での展開が開始される予定となっている。
表紙刷新に伴い誌面内容も大幅に見直され、6本の新連載がスタート。東野圭吾氏による「ガリレオ」シリーズ最新作「日常る」、村山由佳氏の「GAME―ゲーム―」、綿矢りさ氏の「りさは優雅に暮らしたい」、中丸雄一氏の「推して推されて」、三宅香帆氏の「令和新語採集」、本郷和人氏の「インテリジェンス関ヶ原」が新たに連載開始となる。
リニューアル号の目玉記事として、サントリーホールディングス会長を電撃辞任した新浪剛史氏の独占告白80分インタビューを掲載する。価格は550円 (税込)。