上映館数100館以下で興行収入20億円突破、日本初の快挙 劇場版「ヒプノシスマイク」

ポリゴン・ピクチュアズは3日、同社がアニメーション制作を担当した映画「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」の興行収入が20億円を突破したと発表した。全国ランキング開始の公開初日から100館以下の上映館数で20億円を突破したのは日本初の快挙となる。
本作は日本初のインタラクティブ映画として2025年2月21日より85館で公開を開始した。インタラクティブ用機材の関係により、60から80館という限定的な館数での興行を続けてきた。
興行通信社によると、過去には10館前後から公開をスタートさせ、その後150館以上に拡大して大ヒットを記録した作品は多数あるが、公開初日から100館以下の上映館数で20億円を突破した作品は本作が初めてとなる。またポリゴン・ピクチュアズ制作の劇場公開作品としても、興行収入20億円突破も初となった。
本作はスクリーン上でのラップバトルの勝敗が観客のスマートフォンアプリ投票で決まる劇場映画として「インタラクティブ映画」として展開。全上映パターン48通り、7つのエンディングが用意されており、観客は上映中に合計5回の投票を行う。上映回ごとに展開と結末が変わる視聴体験が、ヒット要因の一つとなっている。
なお、同作はヒプノシスマイクプロジェクト8周年記日である9月2日より全国66館で本作のリバイバル上映を実施中。来場者特典第11弾と第12弾も配布している。