PS5コントローラ、複数機器を登録可能に 据え置きながらも「省電力モード」に言及


PS5コントローラ、複数機器を登録可能に 据え置きながらも「省電力モード」に言及

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は24日、PlayStation5のシステムソフトウェアアップデートのベータ版の配信を開始した。今回のアップデートでは各種コントローラが複数のデバイスと同時にペアリングできる新機能が追加される。

新機能により、1個のコントローラを最大4台の機器と同時にペアリングし、コントローラーから接続先を簡単に切り替えることが可能になる。これまでは接続先をPC、Mac、モバイル機器などの異なるデバイスに切り替える際、その都度ペアリングの操作が必要だった。

「マルチプラットフォームで使用できるようにすることで、より柔軟で、シームレスなゲーム体験を提供できると考えているためです」(担当者)

複数デバイスとのペアリングは、PSボタンとアクションボタンを同時に長押しすることで任意のスロットにデバイスを割り当てる仕組み。登録完了後は、PSボタンとアクションボタンを押すだけで各スロットに登録したデバイスへ接続を切り替えることができる。スロット1はPS5、スロット2はPS5Pro、スロット3はWindows PC、スロット4はiPhoneといった具合に登録可能。

また、今回のアップデート発表にあわせて「省電力プレイ」という新機能についても言及された。この機能は対応するPS5のゲームにおいて、パフォーマンスが調整され、消費電力を抑えることができるオプション機能となる。電力節約によるサステナビリティの取り組みの一環としており、この省電力プレイ機能は正式リリース時に提供される予定だ。

ベータ版は一部の参加者を対象に、今後数ヵ月以内には全世界のユーザーに向けて配信する。(プログラム参加者には7月24日からシステムソフトウェアがダウンロード可能になった時点で、メールにて連絡される)

著者 テクノロジー/ゲーム担当
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