【Switch 2】すでに年間計画の約1/4を販売 発売4日で350万台と過去最高の初速


【Switch 2】すでに年間計画の約1/4を販売 発売4日で350万台と過去最高の初速

任天堂株式会社は11日、6月5日に発売した新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の世界累計販売台数が、発売後4日間(6月5日~6月8日)で350万台を突破したと発表した。同社によると、この数字は任天堂のゲーム専用機における発売後4日間の世界累計販売台数として過去最高を記録したという。

同社が5月8日に公表したSwitch 2の販売計画によると、2026年3月までにハードウェア1,500万台、ソフトウェア4,500万本のセールスを見込んでいることを明していた。今回の350万台販売をもって、発売初動で全体見込み量のおよそ4分の一を占めていることとなる。

過去の事例を鑑みると、この販売計画はやや上振れする見込みはあり、ゲーム市場調査会社DFC Intelligenceは「1600万台」との見解も示していた。同社は上記の任天堂側の見通しを「例年通り保守的」と評価しつつも、「製造能力が需要に追いつけば、2000万台に達する可能性もあるが、任天堂は在庫管理において慎重な姿勢を崩しておらず、この数値は現実的ではない」と指摘している。

なお、公式からも説明があったように、この数値は任天堂ハートとしては過去最多となる。前世代にあたる「Nintendo Switch」では発売1カ月間で274万台だったことを考えるとその勢いは圧倒的。正式発表前に古川俊太郎社長が発言した「なるべく大きな需要を満たせるように、リスクをとって生産を進めている」との認識どおりの数値となったが、需給が安定するにはしばらくの時間がかかりそうだ。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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