中身は“ペラ紙”だけ?新発表「FF」リメイク、Switch2版パッケージの意外すぎる仕様が話題

スクウェア・エニックスが先日5日に発表した「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ」について、パッケージ版の「Nintendo Switch 2」エディションの仕様が話題に。ゲームカードなどの物理的な記憶媒体は採用されていないという。
かわりに同梱されるのは、ソフト本体のダウンロードコードが印字されたチラシ。公式発表によると、すでに各サイトで予約受付を開始した「デラックスエディション Nintendo Switch 2 Edition」は「ダウンロードできるコードが印字されたチラシが封入されております」と注意を呼びかけている。
同日発売された任天堂の新ハードSwitch 2は、サードパーティ(任天堂以外の他社開発)タイトルのパッケージ版は原則、新たに導入される「ゲームキー・カード」方式が採用されている。この方式はカード本体にゲーム本編のデータが内蔵されていないことが大きな特徴であり、名前の通り「鍵」の役目にとどまる。
しかし、今回発表されたSwitch 2版「FFT」はそうした表記がなかったものの、パッケージにはゲームカードは入っておらず、ダウンロードコードが印字されたチラシのみとなっている。

プレイするにはニンテンドーeショップへのアクセスが必要となるほか「ダウンロードコードは1回のみ使用可能となり、本コンテンツを使用できる対象サービス終了などに伴い、ダウンロードサービスを終了いたしますのであらかじめご注意ください」と説明している。(補足:アカウントのコード登録が1回のみであり、ダウンロード自体は1回限定ではありません)
この仕様は一部で話題になっており、物理媒体に慣れ親しんだ層からは、パッケージの意味を問う意見が散見された。
また、同時展開されている旧型「Nintendo Switch」版には上記のチラシに関する注意はなく、仕様上一般的なゲームカード方式になる。そして、Switch版にはSwitch 2向け「アップグレードパス」(無償)が用意されているため、これを推奨する声も見られた。(とはいえ、Switch 2はデータの読み込み時間が大幅に向上しているため、一長一短でもある)
本作は1997年に発売されたシリーズのシュミレーションRPG作品『ファイナルファンタジータクティクス』を基に、2つの異なるアプローチで再構築された作品となる。まず「クラシック」バージョンではオリジナル版をできるだけ忠実に再現し、当時のプレイ体験を再現することに重点を置きつつも、オートセーブ機能など現代的な利便性を加えて展開される。
価格は、デラックスエディション(パッケージ・ダウンロード)が6,800円(税込)、通常版(ダウンロード)が5,800円(税込)、さらに特別装丁のコレクターズBOXが22,000円(税込)。発売発表と同時に予約受付も開始されている。