ファイナルファンタジー系列作が新たにリメイク!タクティカルRPG「FFT」9月発売決定


ファイナルファンタジー系列作が新たにリメイク!タクティカルRPG「FFT」9月発売決定

スクウェア・エニックスは5日、日本時間朝に実施したPlayStationの新情報発表において、タクティカルRPG『ファイナルファンタジータクティクス』のリメイク作品『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』を発売すると発表した。

発売日は2025年9月30日(火)で、対応プラットフォームはPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Steam、そして任天堂の新型ハードNintendo Switch 2と、旧型のNintendo Switchとなる。

本作は、1997年に発売されたシリーズのシュミレーションRPG作品『ファイナルファンタジータクティクス』を基に、2つの異なるアプローチで再構築された作品となる。まず「クラシック」バージョンではオリジナル版をできるだけ忠実に再現し、当時のプレイ体験を再現することに重点を置きつつも、オートセーブ機能など現代的な利便性を加えて展開される。

一方の「エンハンスド」バージョンでは、グラフィックスを進化させ、ユーザーインターフェースを全面一新、数々の追加機能、そして現代版として大きく加筆・調整の施されたストーリーをフルボイス対応するなど、現代のプレイヤーに向けた仕様が多数盛り込まれている。

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メーカー側は「好みに合わせてバージョン選択ができるため、オリジナル版を遊んだ方も、本作で初めて遊ぶ方も楽しめる内容となっています」と訴求。ファイナルファンタジーシリーズでは、2024年にも「FF7」リメイク3部作品の【第2作目】をリリースしており、これらに次ぐリメイク展開となる。

価格は、デラックスエディション(パッケージ・ダウンロード)が6,800円(税込)、通常版(ダウンロード)が5,800円(税込)、さらに特別装丁のコレクターズBOXが22,000円(税込)。発売発表と同時に予約受付も開始されている。作品情報や開発者コメントは以下の通り。

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特別装丁コレクターズBOX

ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ デラックスエディション

パッケージ・ダウンロード 希望小売価格:6,800円(税込)

太陽と聖印に護られた 双頭の獅子が治める国――イヴァリース。
隣国オルダリーアとの“五十年戦争”の敗北より1年、前王の病死により即位することになった王子は、わずか2歳。
その後見人の立場と実権を巡り、“五十年戦争”で武勲を挙げた二人の将軍、ゴルターナ公とラーグ公の間での緊張感が高まりつつあった――。
黒獅子を紋章とするゴルターナ公と、白獅子を紋章とするラーグ公。
両者の激突はのちに“獅子戦争”と呼ばれることとなる。
この“獅子戦争”を終結に導いた英雄王と称されることになる青年ディリータ、そしてその幼馴染にして、歴史上けっしてその名を語られることのない青年ラムザ。彼らもまた、激動の時代のなかで様々な選択を迫られてゆく――。
人々は何を選び、何を勝ち取ったのか。
さあ、語られてこなかった歴史の“真実”を、今こそ解き明かそう――。

開発者コメント全文

【ディレクター:前廣 和豊】

皆さん、こんにちは!
長年、皆さんに愛されてきた「ファイナルファンタジータクティクス」を現在のプラットフォームに蘇らせ、さらに新たな世代のプレイヤーの方にも楽しんでもらいたい、という意気込みから開発がスタートした『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』
ようやく、正式発表することができました!

本作には、ふたつのバージョンが収録されています。
ひとつは「エンハンスド」。こちらには、加筆修正されたストーリーとフルボイス化に加え、イベントシーンの追加やユーザーインターフェースの刷新などなど、多くの新要素が組み込まれています。オリジナル版を遊んだ方に加え、本作で初めて遊ぶ方にも最適なバージョンです。

もうひとつは「クラシック」。こちらは、オートセーブ機能など利便性を高めつつも、オリジナル版をほぼ忠実に再現しました。当時の感覚そのままに遊べるため、オリジナル版を遊んだ方も安心してプレイできるバージョンです。

これら、ふたつのバージョンによって、「イヴァリース」の世界を存分に楽しめる内容となっていますので、オリジナル版を遊んだ方も、本作で初めて遊ぶ方も、ぜひプレイしてみてください!

――実は私はオリジナル版のスタッフのひとりで、当時はまだ駆け出しの新人でした。
あれから30年近く経った今、今度はディレクターとして、改めて「ファイナルファンタジータクティクス」を開発していたところ、脚本を担当したゲームデザイナーの松野泰己さん、アートディレクターの皆川を始めとするオリジナル版のスタッフも参加して、まさに「ファイナルファンタジータクティクス」の決定版ともいうべきタイトルに仕上げることができたと思います!

それでは、2025年9月30日の発売を、どうかお楽しみに!

【アートディレクター:皆川 裕史】

本作を再びこのように世に送り出せる機会を得られたことを、大変嬉しく思います。
当時は、ゲームビジュアルがドット絵からポリゴン表現へと移り変わる過渡期にあり、私たちはその2つの表現の融合を目指してビジュアルを作り上げました。
今回は、その当時の雰囲気を大切にしながら、現代的な解釈を加えて再構成してお届けします。

ビジュアル面の進化はもちろんのこと、素晴らしいボイスの追加により、ドットで描かれるキャラクターたちの悩みや怒り、息遣いまでより深く感じ取っていただけるはずです。

かつてのクリエイターたちが築いた世界観を、今回新たなメンバーとともにパワーアップさせて蘇らせました。
当時遊んでくださった方も、まだこの物語を知らない方も、どちらの方にもぜひ楽しんでいただきたいと思います!

【脚本、加筆修正及び監修:松野 泰己】

今から約30年前、バブル経済の崩壊は日本の金融機関に巨額の不良債権をもたらし、企業の連鎖倒産、急激な失業率の上昇、そして社会全体の沈滞を引き起こしました。希望が奪われ、夢を値札で測る時代でした。
この時代背景を土台に、私はひとつの物語を紡ぎました。社会の階級構造に抗い続ける若者ラムザ。その混乱と絶望を利用し立身出世を目指すディリータ。ふたりの友情と裏切りが交錯する数奇な運命の物語です。
そして2025年──、格差と分断は、なおも私たちの社会に深く根を下ろしています。
今、再び、この物語をお届けします。
抗う意志を、あなたの手に。

© SQUARE ENIX
※記事中鍵括弧部分に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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