「ガンダムジージェネ」はCyberAgent開発…藤田社長「非常に好調」ゲーム事業は「ちいかわ」もリリース


「ガンダムジージェネ」はCyberAgent開発…藤田社長「非常に好調」ゲーム事業は「ちいかわ」もリリース

サイバーエージェントは15日、2025年9月期の中間決算を発表し、同日に藤田晋代表取締役社長が業績状況について説明を行った。ゲーム事業は売上高514億円、営業利益153億円(非連結)で、他セグメントのなかで唯一、前年同期比で減収減益となった。

同社によると、YonYでは「2月に発売のコンソールゲームの反動」が主な原因にあるとしており、前四半期比(QonQ)では「新規タイトルや周年記念等が奏功」し売上高36.4%増、営業利益4.6倍と大きく伸ばしている。

「SAKAMOTO DAYS」「ちいかわ」「ガンダム」等有力他社IPを使ったゲームを連続リリース

同四半期中には筆頭タイトルの『ウマ娘プリティーダービー』が周年イベントを開催したことなどが影響していると見られる。また、直接の貢献は不明瞭だが、3月末に子会社・アプリボットが『ちいかわ』IPを活用した初のスマートフォン向けアプリ「ちいかわぽけっと」をリリース。約半月でダウンロード数が300万件を突破している。

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また、ゲーム事業では第2四半期以降、4月にバンダイナムコエンターテインメントと共同でスマートフォン向けシミュレーション「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」をリリーした。表立ってアピールはされていないが、こちらも子会社・アプリボットが開発している。

同タイトルについて、藤田社長は「業績には反映されていないですが、非常に好調なスタートを切り、ユーザーの評価も非常に高く、これからが楽しみ」と評価。リリース当日に全世界で累計100万ダウンロードを突破、先日には複数地域でのグローバルランキング首位も獲得していた。

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2025年度は計6本のタイトルをリリース予定で、すでに4本が提供開始されている。また、スマートフォンアプリの収益性については、ソフトウェア競争促進法の成立によりアプリ内課金の外部決済導入が可能となったことで「収益がかなり改善するだろう」との見解も示した。

なお、全社の通期業績見通しについては、売上高8200億円、営業利益420億円を見込んでいるが、第2四半期終了時点ですでに「売上高営業利益ともに達成ペースにある」と述べていた。

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著者 編集部 経済・社会担当
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