【秋葉原】旧石丸電気の駅前名物ビルが年内解体へ「また一つ役目を終える」現ドラッグストアは5月閉店


【秋葉原】旧石丸電気の駅前名物ビルが年内解体へ「また一つ役目を終える」現ドラッグストアは5月閉店

秋葉原駅からすぐ近くにある“アキバのシンボル”的ビルがまた一つ役目を終えます。かつて石丸電気駅前店が入居していたビルがまもなく解体工事に入り、2026年までに解体されることが明らかになりました。

現在地下1階から4階フロアで運営中の「ダイコクドラッグ 秋葉原西口店」は5月22日に閉店を予定しています。

このビルは秋葉原駅電気街口から歩いてすぐ、中央通りに面する好立地な建物。2007年までは大型量販店「石丸電気 駅前店(後のパソコン館)」が入居していたことで知られており、近隣に所在していた「本店」などとともに秋葉原を代表するビルの一つ。

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石丸電気がエディオングループに買収されて以降、2014年にはホビーショップ「ボークス秋葉原ホビー天国1」が入居し2021年まで営業。その後は空きテナントが目立ちましたが、2024年にドラッグストア「ダイコクドラッグ 秋葉原西口店」がオープンしたばかりでした。

ビル1階部分には現在、ダイコクドラッグが5月22日に閉店予定であることと、閉店セールが案内されています。付近には建設関連表示として「(仮称)秋葉原中央通り開発プロジェクト 地上解体工事」との掲示も確認され、2025年6月1日から2026年1月31日までの実施を予定しているとのことです。(本標識設置は4月30日)

この情報は先日SNSでも大きな話題に。「また一つ歴史が消える」「昔よく通った」などとこれまでの思い出を振り返る声や、今後駅前がどのように変貌を遂げるかに注目する投稿が多く寄せられていました。

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ちなみに、本ビルを巡っては昨年、「全テナントが2025年内に退去する必要がある」ことが5階に入居していたカードショップ店舗の言及でわかっていました。ダイコクドラッグもその点を認識したうえで営業していたものとみられます。

著者 山口雅史(編集部 経済社会)