カプコン、知財功労賞の特許庁長官表彰を受賞 『モンハン』筆頭に約6,000件の商標保有を評価


カプコン、知財功労賞の特許庁長官表彰を受賞 『モンハン』筆頭に約6,000件の商標保有を評価

株式会社カプコンは、経済産業省 特許庁が主催する令和7年度「知財功労賞」において「特許庁長官表彰 知財活用企業(商標)」を受賞したことを発表した。知的財産権制度を積極的に活用し、発展に寄与した企業としての実績が評価された。

知財功労賞は、知的財産権制度の発展や普及・啓発に貢献した個人や企業を対象に表彰する制度で、今回、カプコンはそのうち「知財活用企業(商標)」部門を受賞した。

同社によれば、「ダウンロード販売の強化により230の国・地域で290を超えるゲームソフトの販売実績があること、さらには国内外で約6,000件の商標を保有している点」が受賞の理由となったという。

同社は『モンスターハンター』『バイオハザード』を筆頭に世界的な知名度を誇るゲームタイトルを有しているが、これらの関連する知的財産をグッズやサービスに展開する「ワンコンテンツ・マルチユース戦略」の取り組みや、商標審査におけるAI技術の先行導入も評価された形となる。

カプコンは今年1月にも、知財・無形資産ガバナンス推進協会が主催する「知財・無形資産ガバナンス表彰」において「特別賞」を受賞したばかり。同賞では、知的財産と無形資産の活用によって高い収益性と持続的な企業価値の向上を実現している点が認められた。

同社は「卓越したゲーム開発力を遺憾なく発揮し、オリジナリティ溢れるゲームタイトルを創造し続け、ユーザーの皆様のご期待に応えてまいります」と声明中でコメントしている。

著者 編集部 経済・社会担当
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