「ガメラ(1995)」が超リアルな姿で巨大フィギュア化!皮膚、眼球、見えない所まで精巧に再現


「ガメラ(1995)」が超リアルな姿で巨大フィギュア化!皮膚、眼球、見えない所まで精巧に再現

特撮映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』に登場する「ガメラ(1995)」の頭部を再現したハイクオリティなヘッドモデルが、フィギュアメーカーのCCPJAPANより発表された。同社直販サイト限定で予約受付が行われており、価格は12万円。

本商品「幻の究極造形 CCPJAPAN×原口智生 ガメラ(1995) ヘッドモデル」として、1995年公開の映画に登場するガメラの頭部を再現。ガメラ生誕60周年を記念したアイテムであり、CCPJAPANが展開する「幻の究極造形シリーズ」の最新作となる。

原型製作には、「平成ガメラ三部作」や『小さき勇者たちガメラ』でガメラのスーツ造型を手掛けた原口智生氏が参加。「メーカー生産品のレジンキャスト商品でありながら、限りなく”本物”に近い商品をお楽しみ頂くこと」をコンセプトに開発された。

原型は2段階の工程にて製作。まず、実際の怪獣スーツでも使用されるラテックスを用いた複製を経て、FRP素材による複製が行われたのち、最終的な商品原型として仕上げられている。製作過程では、喉奥の構造や眼球の二重構造など、オリジナルスーツには存在しない要素は原口氏ならではの造形が施された。

そして造形の最大のこだわりポイントとして「眼球の二重構造の再現」があるといい眼球パーツの上から透明膜がついていた実際のガメラ頭部の構造を表現すべく、眼球の内部と外部の原型を製作するなどのこだわりも。

素材にはキャストが採用。FRPではない理由として大量生産が困難でコストが高騰しやすく、またソフビ成型では大型造形に不向きな点を踏まえたとした。本体には、壁掛けせずとも前向きに展示可能な台座が付属しており、以前発売されたガメラ(1999)ヘッドモデルと同様の仕様に。

彩色版においては、原口氏の工房で直接監修を受けながら試作品が製作されており、彩色は怪獣模型のフィニッシャーであるさるタジラ氏が担当。目のフチの血管や口内の細部に至るまで、実際のスーツの色味や、劇中でも見えない口内の血管の彩色までもが余すことなく再現。「実際のガメラの頭部を参考に、原口氏から当時の製作において使用されていた塗料、現場でのスーツの状況などの指導を頂きながら彩色見本が製作されました。」

さらに、今作では撮影での汚れを洗う為や、映像に映る際にマットな質感になり過ぎないよう現場などで水をかけて撮影されていた状態を再現すべく”ツヤ加減”までも再現。体表の凸部分の光沢を吹きかけることで、臨場感あるスーツの質感も楽しめるという。

完成した彩色見本について、原口氏は「本物とそっくり」とコメントした。

■究極造形 CCPJAPAN×原口智生 ガメラ(1995)ヘッドモデル 彩色版
メーカー小売希望価格:120,000円(税別)
発売時期      :2025年9⽉予定
サイズ       :全高約400mm×全幅約330mm×全長約300mm(※組み立て後サイズ)
素材        :キャスト製(PU/PS)
対象年齢      :15歳以上
仕様        :彩色済み完成品
原型製作・監修   :原口智生
原型製作助手    :瓜生遼太郎
彩色見本      :さるタジラ
生産地       :中国

©KADOKAWA NH/1995

著者 編集部 アニメ情報担当