『トモダチコレクション』新作に“悲しみの声”があがった理由…当時の小学生が社会人になり「コレクションできるトモダチがいない」

去る3月27日に配信された『Nintendo Direct 2025.03.27』にて、『トモダチコレクション』(以下、トモコレ)シリーズの待望の新作、『トモダチコレクション わくわく生活』の発売が発表された。歓喜に沸く声が上がる一方で、「遊び方がわからない…」という切ない声も聞こえている。
自分や家族、友だちそっくりの「Mii(ミー)」を作り、一緒に島や建物で生活を送りながら、日常の出来事を楽しむことができる『トモコレ』。Miiたちは独自の性格を持ち、Mii同士の友情や恋愛、仕事などを通じて、さまざまなイベントが発生していく。
2009年にニンテンドーDS用ソフトとして販売されると大人気を博し、2013年にはその第2弾となるニンテンドー3DS専用ソフト『トモダチコレクション 新生活』が発売され、こちらも高いセールスを記録した。
そしてそれから約13年、ついに新作の『トモダチコレクション わくわく生活』が2026年に発売決定となった。
『トモコレ』の魅力は何といっても、自分が作ったキャラクターたちが自動でさまざまなドラマを起こす、プレイヤーのプレイヤーによるプレイヤーのためのゲームであることだ。例えば、学校のクラスメイトのMiiを作って遊べば、現実ではありえない“あの人”と“あの人”が結婚したり、喧嘩をしたり……。そんな様子を見るだけでも楽しむことができる。
だがそんなゲーム性であるが故に、約13年ぶりの新作ということで、ある問題が発生している。今や、ゲームに登場させるMiiがいないというのだ。13年も経過すれば、当時の小学4年生ですら今はその多くが社会人になっている。
ネット上では「今の私にはコレクションできるトモダチがいないことに気づいた」「10年前はクラスメイト全員作ってたけど、大人になった今、友だちと呼べる人が少なすぎてトモダチココレクションがそもそもできない」「当時はマジのトモダチをコレクションしてたはずなのに、今やったら絶対にXのフォロワーを作ることになるの悲し過ぎる」「相手側の立場になったとき、いい歳した大人のトモダチコレクションに自分が作成されてると思ったら恐怖でしかないですよね」といった悲しみの声があがっている。
だが一方で、今なら“推し”をたくさん作って自分にとって夢の島を作ると意気込んでいる人も多数。『トモコレ』の可能性は無限大だ。