コナミ、米MLBとパートナーシップ契約締結 初動好調な「メジャスピ」との連携強化

コナミデジタルエンタテインメントは26日、米メジャーリーグベースボール(MLB)とグローバルパートナーシップ契約を締結したことを明らかにした。これにより、同社が提供するモバイルゲーム『eBaseball: MLB PRO SPIRIT』とMLBの連携が強化される見通しで、「ゲームと野球、それぞれのさらなるファンの獲得や、野球振興につながることを期待しています」としている。
パートナーシップの一環として、2025年のMLBシーズン開幕時には、「MLBオープニングデーby『eBaseball: MLB PRO SPIRIT』」のロゴがMLB.comをはじめとするMLBの各プラットフォームに掲載される予定となっている。また、同ゲーム内でも、MLB公式戦との連動イベント「STAR WATCH」や、オールスターゲームの出場選手を決める「オールスターファン投票」との連携企画が実施される。
開催予定のMLB公式戦との連動イベント「STAR WATCH」では、毎月テーマに沿った月間活躍選手をゲーム内で予想、投票し、実際の試合での活躍に応じて選手がパワーアップした状態でゲーム内に登場するというもの。MLBの試合結果とゲーム内のデータが連動する形となる。
KONAMIといえば『プロ野球スピリッツ』『実況パワフルプロ野球』など日本プロ野球を題材にしたコンシューマタイトル、モバイルタイトルを多数展開していることで知られているが、同作はMLBを題材にしており、2024年にリリース。KONAMIの野球ゲームアンバサダーに就任している大谷翔平選手がリリース直後からアプリ内でコラボしており、好調なスタートを切っていた。
コナミ 代表取締役社長の早川英樹氏は「当社は30年以上にわたり、日本を中心に野球ゲームを提供してきました。MLBとのグローバルパートナーシップを通じて、より多くのお客さまにKONAMIの野球体験をお届けできることをうれしく思います」とコメント。一方、MLB 副コミッショナーのノア・ガーデン氏も「ゲームを通じて世界中にいる多くの才能ある選手にスポットを当て、シーズンを通して協力することを楽しみにしています」と述べている。
MLBは米国とカナダに30の加盟クラブを持つプロ野球リーグでありながら、近年ではデジタルコンテンツの拡充にも力を入れており、MLB.TVをはじめとする配信サービスの利用が拡大していた。

■コナミデジタルエンタテインメント 代表取締役社長 早川 英樹:
当社は30年以上にわたり、日本を中心に野球ゲームを提供してきました。MLBとのグローバルパートナーシップを通じて、より多くのお客さまにKONAMIの野球体験をお届けできることをうれしく思います。
■MLB 副コミッショナーノア・ガーデン :
KONAMIは、半世紀近くにわたってビデオゲームに革新を起こし、何十年にもわたってスポーツファンを楽しませてきました。今回のパートナーシップにより、我々は『eBaseball™: MLB PRO SPIRIT』をさらに進化させ、ファンの皆さまにすばらしい体験をお届けできると考えています。KONAMIのテクノロジーとイノベーションを通じてお客さまの体験を進化させることに注力する姿勢は、MLBの思いと合致しており、理想的なパートナーです。ゲームを通じて世界中にいる多くの才能ある選手にスポットを当て、シーズンを通して協力することを楽しみにしています。