LINEに「サブ端末」機能登場も重要な注意点あり 一部ユーザーから設定失敗の報告も


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LINEヤフーが提供するメッセージンサービス「LINE」において、Android端末を「サブ端末」として利用できる機能が追加されたと公式がアナウンスした。同じLINEアカウントを2台のスマートフォンで使用することが可能となったが、重要な注意点が存在すると話題になっている。

3月17日に更新された公式Xの投稿と公式ヘルプ「Android端末をサブ端末として利用する」ページによると、この「サブ端末」機能はLINEアカウントを登録した「メイン端末」とはLINEアプリのバージョン15.3.0以降で対応した、別のAndroidデバイスで同じアカウントを使用できる機能。外出先ではスマートフォンでLINEを利用し、自宅ではサブ端末でLINEを利用する…といったことが可能とされている。

対象バージョンは「15.3.0」だがほとんどのユーザーにアプデが降りていない?

使用方法としては、対応バージョンのLINEアプリをインストールし、ログイン時に「サブ端末」を選択することで利用可能となる。ただ、iPhoneには現時点で対応しておらず「LINEアカウントの引き継ぎ、年齢確認、トーク履歴のバックアップ、スタンプなどの有償アイテムの購入、テーマの設定」などの機能も制限されている。

このように新たな機能が追加され注目された一方で、一部のユーザーからは「設定に失敗してしまった」「データが消失した」などとの報告が上がっている。LINEアプリのバージョンが旧バージョンのままだと、本来表示されるべき選択肢が出ず、そのままOS間移行が行われた結果、データが消えてしまうケースが発生しているという。

そのため「バージョン15.3.0」でなければこの機能は使うことはできないが、SNS上では20日時点でこの15.3.0の配信が停止されているとの指摘もある。実際にGoogle Play上で確認できる最新バージョンは15.2.1だった。

なお、インストールパッケージを配布する第三者の外部サービスを参照すると3月17日付けで15.3.0が配信された痕跡があり、一部端末ではアップデートが適用された可能性も。一方、LINE側が何らかの理由で最新バージョンの提供を一時的に停止しているとも捉えられている。

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複数台のスマートフォンを常用するなどしている方のうち、サブ端末機能を使ってみたい方はくれぐれもご注意を。

著者 編集部 アニメ情報担当