「米食うだけで、君もヒーロー」コナン、ワンピースなど人気漫画が米袋に登場、JA石川が復興支援

JAグループ石川は27日、能登半島地震からの復興支援を目的とした「いしかわ元気米PROJECT」を発表し、本日よりキャンペーンを開始した。本企画では、人気漫画作品の「米シーン」をパッケージにデザインしたチャリティー米を販売し、売上の一部を被災した米農家の支援に充てる。

JA全能によると、昨年の能登半島地震と9月の記録的豪雨により、奥能登（輪島市、珠洲市、能登町、穴水町）エリアの水田の作付面積は前年比6割にまで減少。辛い状況でもモチベーションの支えになるのは“大切に育ててきたお米を食べてもらうこと”との生産者の声を元に、出版社の垣根を超えた連携のもと本プロジェクトが実現した。

チャリティー米は石川県産の「コシヒカリ」「ゆめみづほ」「ひゃくまん穀」の3銘柄を展開。「コシヒカリ」には「名探偵コナン」「BLUE GIANT MOMENTUM」「銀の匙」、「ゆめみづほ」には「ブルーロック」「スキップとローファー」「WIND BREAKER」など、人気作品のキャラクターが描かれた米袋で販売される。

販売は1月27日からJA全農運営のJAタウンでオンライン販売を開始し、2月下旬以降に店頭販売を予定。また、2月上旬からは東京の「八重洲いしかわテラス」、大阪の「HOKURIKU＋」でも取り扱いを開始する。全商品は数量限定での販売となる。

チャリティー米の全ての米袋には「米食うだけで、君もヒーローだ。」というメッセージが記載されています。さらに漫画の世界に登場するヒーロー（主人公）たちが美味しそうにご飯を食べるシーンが表現されており、どんな人気漫画にもお米のシーンがあり、お米はヒーローにとって元気の源であることに気づかされます。この「米食うだけで、君もヒーローだ。」というメッセージには、お米を購入する人を「消費者」ではなく、「ヒーロー」として応援の輪を広げていきたいという思いが込められています。

■JAグループ担当者のコメント
震災が起きて以降、多くの方に支援をいただいてきましたが復興への道のりはまだまだ遠く、さらなる支援が必要です。「支援」と言ってもさまざまな形があると思いますが、日本を代表する漫画家の方々が、米農家の方々を応援していただくことは大変勇気づけられますし、漫画のヒーローたちが美味しそうにお米を頬張る米シーンは、私たちにとってお米をつくることの希望です。今回の取り組みは、お米を食べてもらうことはもちろんですが、知っていただくことにも意味があると思っています。一人でも多くの人にお米農家の思いが届けば幸いです。