小学校高学年女子のスマホ所有率が50%超える YouTubeは約半数が「毎日見る」小学館調査
小学館は24日、少女向け雑誌『ちゃお』の読者1000名を対象に実施したスマートフォンとSNSの使用状況に関する調査結果を発表。調査によると、高学年の女子小学生のスマートフォン所有率は53.2%に達し、前年の同調査比で約8ポイント増加したことが明らかになった。
スマートフォンを所有する女子小学生のうち、端末の使用時間については30分未満が最も多い結果となった一方で、40.4%が1日1時間以上使用していることも判明。使用目的については、約半数が「友達との連絡」を挙げており、コミュニケーションツールとしての活用が主流となっている。SNSの利用に関しては「写真を撮る」などよりも低い5位となった。
SNS利用はYouTubeが圧倒的、それ以外は「見たことがない」多数
一方でSNSの利用状況では、YouTubeの利用が顕著で、約50%が「ほぼ毎日見る」と回答。LINEも30%が毎日利用すると答えた。その他のSNSについては「見たことがない」「ほぼ見ない」との回答が大半を占めた中で、TikTokは比較的高い利用率を示した。
端末選択の基準については、「色」が最重視項目として挙がった一方で、セキュリティ対策や防犯性など、安全面への配慮を重視する回答も目立った。
小学館は2022年8月より「JS研究所」を発足させ、女子小学生の実態調査を定期的に行っており、『ちゃお』編集長は「スマホを持っているJS(女子小学生)が半数を超えることによって、大きくJSの動向が変わっていく気がします」とコメントしている。