携帯ゲーム機に競合乱立の兆し…ソニーが新ハード開発中と報じられる Xboxも開発を示唆


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ソニーが、単独での動作を可能とする新型携帯ゲーム機の展開を検討していることが米・Bloomberg紙により報じられ、海外を中心に話題を集めている。米紙などによると、現行のPlayStation 5用タイトルを遊べるハードウェアの開発に着手しているという。

現在、ソニー(SIE)は据え置き機としてPlayStation 5/5 Proを展開している傍ら、ポータブル分野ではPlayStation Portalを展開している。こちらは無線や公共ネットワークを通じてPS5本体と通信してプレイできるものになっており、あくまで周辺機器という位置づけだ。

しかし、今回企画されているというデバイスは、完全独立型のコンソール機になる可能性があるという。報道の情報源は匿名とのことで確度が非常に高いとは言えないが、製品特性を予想すると、任天堂のNintendo Switchに競合になりうる可能性も指摘される。

過去のソニーの携帯ゲーム機としてはやはりプレイステーション・ポータブル(PSP)の印象が強い。当時、DS系を展開していた任天堂の対抗馬として7,600万台以上を販売した実績がある。以降、後継機としてPS Vitaを展開したが、前世代ほどの成功には至らず、以降は長らくの間展開が行われていない。

現時点では市場投入されることへの確証はないほか、行われる場合でも「数年を要する可能性が高い」とコミュニティ内では指摘されている。そして、つい先日にもマイクロソフトのゲーム部門「Xbox」も同様に携帯ゲーム機の開発を示唆していることがわかり話題に。

携帯ゲーム機分野では2017年に任天堂がNintendo Switchを据え置き機と両立することで多大な支持を集めているほか、近年は小型筐体でもPCゲームをプレイできる「Steam Deck」といったPC系ゲーミングデバイスが台頭している。

特に任天堂はSwitchの後継機種を今年度内に次世代機の発表を予定しているなかで、Xboxやソニーがどのような切り札を用意するのか、業界関係者から熱い視線が注がれている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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