PlayStationに続きXboxもクラウドゲーム機能を大幅増強 テレビやスマホで新作「ドラクエ3」遊べる


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マイクロソフトは、ゲームブランド「Xbox」でベータ版として提供しているクラウドゲーミング機能について、自分が購入したタイトルも限定的にプレイできるようになった。先日発売の「ドラクエ3」を筆頭に日本を含む28カ国にて、スマートフォン、タブレット、テレビ、VRヘッドセット、パソコン用ブラウザなどでプレイ可能になる。

クラウドゲーミング「Xbox Cloud Gaming (Beta)」は現在、有料サービスGame Pass Ultimateに契約しているユーザーを対象に提供されており、利用者のXboxアカウント上で購入されたゲームタイトルをストリーミング、つまり利用端末の性能に依らずプレイできるようになっている。

ただ、全てのゲームタイトルがプレイできるわけではないといい、初期段階では50タイトルに対応。サイバーパンク2077、ホグワーツレガシー、ファイナルファンタジーXIVオンライン やその他FFシリーズ6作品、さらには先日発売された「ドラゴンクエストIII HD-2Dリメイク」にも対応している。

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マイクロソフトの発表によれば、今後の正規リリースに向けて、来年にはXboxコンソールやWindowsのXboxアプリにも対象を拡大する予定であると明かしている。

ハードに拘らない展開…SIEも先日PS Portalの新機能を発表

マイクロソフトのゲーム事業は近年、ハードウェアに加えてソフトウェアを重要視した戦略が見られている。これには大手ゲームメーカーの買収はもちろんのこと、今回のような「どんな端末でもXboxになれる」クラウドゲーミング展開も含んでおり、専用機に限定しないプレイスタイルを狙う。

なお、Xboxの直接的なライバルでもあるソニーも先日、「PlayStation Portal」をクラウドゲームのストリーミング対応を発表し大きな注目を集めた。PS PortalはPS5の周辺機器との位置づけであったことから「本体との通信必須」というデメリットがあったものの、今後はPlayStation Plus会員を対象に「ベータ版」として提供される。

先日にもXboxの関係者は携帯ゲーム機のプロトタイプ開発に取り組んでいることをBloomberg紙にて明らかにし話題に。同時に開発は数年掛かる見通しとしているものの、任天堂とあわせて、ハードやソフトウェアの新たな変遷が観測されている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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