「Xbox」の携帯ゲーム機を開発中 マイクロソフト関係者が明かす…ただしすぐには展開されない


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先日、マイクロソフトのゲーム部門トップがBloombergのインタビューに応じ、同社が「Xbox」ブランドから携帯ゲーム機のプロトタイプ開発に取り組んでいることが明らかになった。海外媒体などで大きな話題を集めているものの、実際の製品化までには数年を要する見込みとのこと。

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現在、携帯ゲーム機は据え置き機を兼ねる「Nintendo Switch」と、Windowsや専用OSを備えたSteamやASUSが展開するゲーミングハンドヘルドに二分されており、いずれも好評であることから、Xboxブランドからも展開される可能性が指摘されていた。

一方で直近の同社ゲーム部門のハードウェア分野は苦戦を強いられている。直近の四半期決算によると主力のゲームコンソール「Xbox S|X」本体での収益は29%減となっており、事業全体でも「アクティビジョン・ブリザード」の買収による影響を加味しない場合の成長は限定的だった。

また、近年のゲーム部門はパソコンなどマルチデバイス環境でプレイできる「Xbox Game Pass」やクラウドゲームサービスといった、専用機に限定しないプレイスタイルを狙う戦略もみられ、そうした背景から新たなハード展開への疑問がみられた。

ただ、部門代表も以前のカンファレンスで携帯ゲーム機に関する発言もしており、今回の正式発表によって、これまでの憶測が事実であったことが確認された。一方で、同インタビューでは、モバイルゲームストアの計画が一時中断されていることも明らかになっていた。

どのような形態で展開されるのかなどは未だ不明ではあるが、コンソール機分野で近しい存在にあるSIE(ソニー)はPS5タイトルをリモートプレイできる「PlayStation Portal」(記事アイキャッチ画像)を発売している。機能面を考慮すると携帯ゲームに分類されないものの、筐体は類似した風貌になるとも予想されている。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。
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