栃木といえば…U字工事が地元の新米をPR 元欅坂の菅井友香も舌鼓…価格高騰には「ご理解を」全農言及
10月30日(水)、JA全農とちぎによる新米PRイベント「令和6年産栃木米新CM発表会」が都内にて開催された。イベントには栃木米アンバサダーのU字工事(福田薫、益子卓郎)をはじめ、スペシャルゲストとして料理家・食育インストラクターの和田明日香さん、菅井友香氏が出席した。
インバウンド需要増加と「米価高騰」稲作産業に言及
冒頭、JA全農とちぎを代表して運営委員会会長の国府田厚志氏が挨拶を行った。現在の米を取り巻く情勢について、8月以降、全国的に米不足が話題となっていることを話題に上げた。インバウンドによる需要増加や備蓄需要の増加により米価は高値に推移している状況だと共有し、「生産者が日本の主食である米を作り続けることができる環境を整えるために、ご理解を賜りたい」と述べた。
一方、栃木県内では記録的な猛暑の影響を一部受けたものの、生産者による適切な水管理や刈り取り時期の見極めといった対策、さらにJAグループ一丸となった検査・品質管理の徹底により、消費者に美味しく食べていただける「栃木米」を生産できたことを報告。農水省が10月11日に公表した作況状況では「やや良」となり、気候に恵まれた中で稲穂の刈り取りも順調に進んだという。
そうして新米の準備が整った中で、この度JA全農とちぎによる新CMが完成したことを伝えた。映像には一昨年より「栃木米アンバサダー」に就任しPR活動を任されたお笑い芸人・U字工事が出演。「一度聞いたら耳から離れない歌とポップなダンスを取り入れた、子供から大人まで親しんでいただける内容」となっている。
今年でアンバサダー3年目の「U字工事」採れたての新米に舌鼓
イベントに出席したU字工事のお二人。栃木米アンバサダーとしての意気込みを聞かれ、益子さんは「毎日毎日栃木米を食べて1年間頑張ってこれた。それこそが栃木米の持つパワーの証。栃木だけでなく、全国で栃木米をアピールできるよう頑張りたい」とコメント。福田さんも「今年は稲刈りツアーなどで農家さんと直接触れ合う機会が増え、農家さんが本当に苦労して育てた大事なお米だということを痛感した」と語り意気込み満点の様子。
「大切なものをお預かりして宣伝させていただいているという気持ちが、現場に行くことが多い分、強く感じられる。一生懸命PRしていきたい」と励む姿勢を示した。
イベントにはこのほか、女性アイドルグループ・欅坂46の元メンバーとして知られる女優の菅井友香さん、料理家・食育インストラクターの和田明日香さんも出席。菅井さんは収録や撮影の現場によく「おにぎり」を持っていくそうで、のちの試食では水分豊富で食べ応えのある新米に舌鼓を打った。
試食では全3種の栃木米が用意され、皆さんはそれぞれの食感や風味の違いにもしっかり気付き、新米ならではの魅力を体感していた。そして、試食の場には和田さんが自家製で作ったという、鰤(ぶり)を使った豪華なふりかけも登場。これは別の料理を作ろうとして失敗した際に偶然生まれたものだといい、鰤を調味料と煮込んで潰すだけで簡単に作ることができるそう。実食した皆さんは声を揃え絶賛に、「栃木米の消費が増えるんじゃないか」と太鼓判を押した。
最後にはU字工事のお二人が今年もアンバサダーに就任したことを記念し、委任状が手渡され、「責任感と使命感が増したので頑張っていきます」「ダンスがみんなに親しまれるようになれば」と展望を伝えた。