ゲーム開発のAiming、営業損失13億円に 新作「リリステ」配信も売上計画8億円未達…4Qは急回復見通し
モバイルゲームの企画・開発を行うAiming(GRT:3911)は29日、2024年12月期第3四半期の決算を公表した。連結売上高は117億7,400万円(前年同期比14.8%減)、営業損失は13億300万円となり、前四半期に引き続き損失が拡大した格好となった。最新予想よりも▲10億円ほど差異が発生していた。
同社は現在、『ドラゴンクエストタクト』などを主力タイトルに展開。同作は4周年を迎えており、記念キャンペーンや新キャラクター追加により収益に貢献したと説明。『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』も季節イベントなどを通じて収益に寄与した一方、長期運営タイトルの『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『CARAVAN STORIES』は、目標設定からの低下が見られたと説明した。
新規タイトルではTVアニメ「2.5次元の誘惑」を原作とする新作『2.5次元の誘惑(リリサ)天使たちのステージ』を9月3日より配信開始したが、売上高が見込みを8億円超下回る結果となったことを報告している。また、先日製作決定が伝えられたTVアニメ『WIND BREAKER』ゲーム化企画については、製作委員会組成における契約締結の遅延により予定していた受託売上高約10億円と関連費用の計上が次四半期以降に後ろ倒しとなった。
なお、今後の見通しについては、10〜12月の第4四半期は営業利益10億5,700万円を見込んでおり、5億円を超える営業損失となった当四半期比で急回復を予定。通期業績は赤字の着地を想定している。