コーエーテクモ、上期業績予想を大幅上方修正 売上減も投資など好調、経常200億円の見通し


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コーエーテクモホールディングスは21日、2025年3月期上期(2024年4月1日~9月30日)における連結業績予想の修正を発表。経常利益は当初予想の130億円から200億円へと大幅な上方修正を行った。

売上高については、当初予想の380億円から350億円へと7.9%下方修正されたものの、パッケージゲームの継続的な販売とスマートフォンゲームの収益が想定を上回って推移したことに加え、費用削減効果も寄与し、営業利益は当初予想の80億円から100億円へと25.0%上方修正された。

また、同社の営業外収支には投資有価証券売却益などの投資運用による利益が含まれており、こちらに関しても「金融市場の動向を慎重に見極めながら運用を行った結果、営業外収支が計画を上回る見通しとなった」といい、最高益を記録した前期に続く好調を見せている。中間純利益についても、当初予想の100億円から150億円へと50.0%の大幅な上方修正となった。

なお、通期の連結業績予想については、第3四半期以降に複数の新作パッケージタイトルの発売を予定していることや、世界経済および金融市場の動向を考慮し、当初予想を据え置く。当初、2025年3月期については業績は売上高は6.4%増を、営業利益は5.3%増を、経常利益は12.6%減をそれぞれ見込んでいた。

著者 編集部 経済・社会担当
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