『花咲くいろは』発の催し「ぼんぼり祭り」震災復興をテーマに聖地・湯涌温泉で19日開催 関連施策多数
明日10月19日(土)に石川県・湯涌(ゆわく)温泉にて催される「第12回ぼんぼり祭り」に向けて、アニメ『花咲くいろは』に関する施策が事業者やアニメ公式から告知されている。
「ぼんぼり祭り」は、2011年に放送されたアニメ「花咲くいろは」の作中に登場する祭りを発祥に、当時の水害復興を目的として金沢市湯涌温泉街で始まった企画。湯涌の地に根付いた祭りとして、製作委員会や行政、地域の協力を得て今年で12回目を迎える。
同イベントは今年年初に発生した「令和6年能登半島地震」からの復興をテーマに被 災地支援を念頭に企画されているといい、複数の事業者でもアニメや祭りとコラボした施策が行われる。
北陸の醸造所・若鶴酒造では「第12回湯涌ぼんぼり祭り 復興支援ボトル」の販売を発表。ラベルイラストにはアニメビジュアルを用いており、先の地震でも一部崩落したのと鉄道西岸駅をモチーフにした「湯ノ鷺駅」が印象的な一枚を採用している。
鋳造製ポットスチル“ZEMON”で蒸留された原酒に加え、花びら舞う湯乃鷺駅を想起する、樽材の一部にさくら材を用いた樽で熟成した原酒を使用することで、地元の魅力を演出する。販売は祭り会場内の同社ブースにて行われ、販売価格3,000円の一部は復興地への寄付が行われるという。
また、アニメ公式での展開としては、10月11日よりアニメの全話無料配信がYouTubeにて順次スタート。隔日にて全26話と劇場版が11月にかけて「インフィニット」公式チャンネルにて公開を予定している。
『花咲くいろは』はP.A.WORKSにより制作され、2011年にテレビ放送が行われたアニメ作品。石川県の温泉街を舞台に、仲居見習いとしてアルバイトすることになった主人公の緒花が旅館従業員をはじめとする多くの人々と出会うなかで成長していく物語が展開される。石川県の湯涌(ゆわく)温泉がモデルになっていることから、今なお聖地巡礼を行うファンも多い。
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