令和に『奇面組』復活、『フリーレン』とは枠衝突の可能性も 来年冬アニメも“豊作”と話題に

2026年1月から全国フジテレビ系毎週金曜23時30分〜「ノイタミナ」枠にて、テレビアニメ『ハイスクール!奇面組』が放送されることが決定した。1980年代に一大ブームを巻き起こした新沢基栄によるギャグ漫画が、令和の時代に新たなキャストで蘇る。
本作は1980年から「週刊少年ジャンプ」で「3年奇面組」として連載されたマンガ作品(のちに「ハイスクール!奇面組」へ改題)が原作で、1985年からはテレビアニメも放送され、当時大きな人気を博した。
今回、新作テレビアニメ化を記念してティザービジュアルが公開。ビジュアルにはスマートフォンの画面上に奇面組5人の姿が映し出され、SNSを感じさせる“現代風”な構成となっている。
また、新作テレビアニメではキャストも刷新され、奇面組の5人を関智一、武内駿輔、松岡禎丞、小林千晃、戸谷菊之介が演じる。ヒロインの河川唯は白石晴香、宇留千絵は長谷川育美が担当することも決定した。
本発表は17日以前から「ノイタミナ」公式SNSなどで多く“匂わせ”る予告が行われており、発表前より注目されていた。今回の発表を受けて、原作ファンやアニメファンからは「放送時期が意外と近い」との反応に加えて、来クールのラインナップの豊富さが「豊作」とも話題になっている。
来る冬クールには『呪術廻戦 第3期 死滅回游 前編』『ゴールデンカムイ 最終章』『炎炎ノ消防隊 参ノ章』『Fate/strange Fake』といった有名どころが展開される予定。多くの作品が期待される一方、テレビ放送をリアルタイムで観たい視聴者からは『葬送のフリーレン 第2期』との枠衝突を心配する声も。
同作は日本テレビ系にて毎週金曜23時〜「FRIDAY ANIME NIGHT」枠にて展開予定で、先述の通りノイタミナとの“枠被り”は無い。しかしながら、日本テレビ系では「金曜ロードショー」や特番が前枠に設定されている都合上、しばしば放送開始時間が延期となるケースが多発する。
前回の『葬送のフリーレン 第1期』では半年間でのべ10回以上あり、最大30〜45分遅れといった日も有ったため、今回も「どちらかしか観られない」というケースも見込まれる。その際は適宜録画やストリーミング配信で代用するなど、対応する必要がありそうだ。
©新沢基栄/集英社・奇面組