ファーウェイの三つ折りスマホが“100万円超え”の高騰も…流通僅少で転売横行か、早くも値下げのiPhoneと比較される事に


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中国の通信機器大手、ファーウェイが先日発表した世界初となる三つ折りスマートフォン「Mate XT」が9月20日より中国国内限定で販売開始となったが、発売後には早くも高値で取引されているという。

世界初の商用可として「二度折り曲げられる」「展開時はタブレットに匹敵する10.2インチの大画面」などとインパクトから未発売の日本でも話題になる同機。発表された10日より予約が始まっていた公式ストアによれば、256GBモデルの公式価格は19,999元(約41万円)と非常に高値であるが、発売前から「600万人が予約登録」などと話題を集めた。

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そして同時に予約段階から二次市場となる香港などでは100万円、120万円を超えるような高騰が業者の販売サイトなどから観測されていた。発売後もその動きは見受けられており、微博などの情報によれば、中国深圳の有名な電子機器市場「華強北」でも3倍以上、ドルにして9,000ドル(約130万円)を超える価格に。供給量が限られていることもあり正規価格で購入できない状況が続く可能性がある。

一方で、ファーウェイが日程を狙ったことて発表、発売が同日になってしまった新型「iPhone 16」シリーズをめぐっては、大手EC拼多多が18日より各機種を最大11%割引となる早期キャンペーンを実施、アリババの淘宝網でも同様の施策を行うなど、比較的求めやすい状況にあるという。

iPhone 16では最新チップの導入により全モデルでAI機能群「Apple Intelligence」が利用可能に。日本国内では2025年からの対応となるが、こと中国においては国家規制により海外製AIの規制により現時点で搭載されない。そうしたことも影響するのか、国内メディアから「AppleのiPhone 16は売れないのか?」などと見出しをつけられており、比較対象とされているようだ。もちろん流通量や価格など単純比較はできない点に注意したい。

Mate XTをめぐっては中国国内でのみの販売が続行しているが、世界的な注目を受けてグローバル市場での展開を行うとの機運が高まっている。ネットでの予想では2025年の早い段階に展開されるなどと期待が寄せられている一方、価格は言わずもがな高価で、各国の関税や為替変動の影響でさらに高値になる可能性も指摘されている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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