「ドラクエ」新デザインでも露出抑え目や“多様性”考慮…女戦士のインナー着用に「昔がきわどすぎた」過去にも前例あり


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11月14日発売予定(Steam版は11月15日)のHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の新情報が解禁され、ますますの盛り上がりが見受けられる一方で、キャラクターの新ビジュアルに賛否両論が巻き起こっている。

9月初旬に解禁された新情報は、「お助け機能」や「モンスター・バトルロード」といった、今回のリメイクで初めて実装される新機能に加えて、ルイーダの酒場で仲間にできるキャラの「キャラメイク」の仕様の実装が明らかになった。

これまでは、職業ごとに男・女の2パターンのみが用意されていたが、今作ではルックスA・Bというくくりでわけられ、AかBを選ぶと、さらにそこからより細分化された4パターンのルックスの中から1つを選んだうえで、髪の色、バトルボイスなども選択できるようになっている。なお、ルックスAは男性的、ルックスBは女性的な見た目だ。

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より自由度が増す一方で議論も

パーティー構成の自由さがウリの『ドラクエ3』だったが、これによってさらに自分だけの世界に一つのオリジナルパーティーを作ることが可能になった。

ただ、ドラクエファンの間では、このキャラクターをめぐって議論が起こっている。今回の情報解禁に合わせて、それぞれの職業のルックスA・Bのイラストビジュアルが公開されたのだが、どのキャラもリメク前に比べると、露出が抑えられたデザインに変更されているのだ。

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中でも顕著なのが、ルックスBの戦士。リメイク前の「女戦士」にあたるキャラなのだが、以前は素肌に水着のようなアーマーを装着していたが、今作では肌色のインナーのようなものを着用し、その上からアーマーを着用。際どい部分がしっかりと隠されたデザインになっている。

これにはネット上で〈時代の流れでしょうがないとはいえこのデザインは〉〈まあ、昔のデザインがきわどすぎたからしょうがないかな〉〈女戦士がズボン履いてるのが残念という気持ちはあるが、冷静に考えてなんで今まで鎧の下に何も着けてなかったんだよとも…〉といった声が見受けられた。

しかし、長いドラクエシリーズの歴史の中でデザインが変更されたケースはこれだけではない。

レーティング上仕方ない?過去にも変更事例が

例えば、『ドラクエ4』に登場する踊り子のマーニャは、ここ数年、スピンオフ作品に登場する際はスパッツを履いたり、谷間を隠したりしており、露出が多い踊り子姿からは大幅に変わっている。

さらに、露出ギリギリのドラクエ名物装備「あぶない水着」が『ドラクエ11』に登場した際は、何の変哲もない水着になっており、ユーザーから〈どこら辺が危ないんだ〉とツッコミを浴びることになった。

また、少しテイストが違うが、現在も展開を続けているアプリゲーム『ドラクエウォーク』では、サービス開始初期は、男女でそれぞれ装備の見た目が大きく異なっていたが、ある時から男女の差がかなり少なくなり、今では男もスカートを履くように。これは、多様性に配慮するようになったためだと推測されている。

今回、女性キャラの露出が抑えられているのはCERO A (全年齢対象)で販売されるからのようだが、今後もドラクエに限らず、時代に合わせてリメイク作品の内容が大きく変更され、物議を醸すケースが続いていきそうだ。

©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

著者 神山勝丸
ドラゴンボールとドラクエ、鳥山明を愛する30代。好きなアニメはサザエさん。

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