PS5大幅値上げ&高値のPro発表に「12万円でパソコン買えます」大手ショップが“商機”続々アピール…選ぶ際の注意点は


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ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11日、現行ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」の上位機種にあたる「PS5 Pro」の国内外での展開を発表。11月の正式販売に向けて新情報が伝えられたなかで、119,980円(税込)という価格設定に注目が集まっています。

同日に公開された発表映像によると、現行のPS5と比較して大幅な性能向上をアピール。描画処理の速度が最大45%、映像の光線処理が2~3倍それぞれ高速化、AIを活用した独自の映像技術の採用など、高品質なゲーム体験が可能になるといいます。

一方、一律してディスクドライブが非搭載となることや、近年の外的影響を加味したという約12万円の価格設定が高価だとして話題に。先日9月2日にはPS5が7万円台になる大幅な値上げも行われ、ゲーム専用機(以降、ゲーム機)の買い控えの増加が懸念されることに。

いろんな用途ができるPCに熱視線、同価格ならCS機のほうが高性能かも

同時に「12万円ならばゲーミングパソコンも選択肢では?」として、ゲームだけでなく動画視聴や事務作業、創作活動まで多様な用途に活用ができるパソコンへの視線も寄せられています。そうした状況はパソコンメーカーにとっても“商機”と捉えたのか、「12万円で買えるパソコン」をSNSで宣伝する事例が早くも見受けられました。

例えば、中国四国・九州地方で実店舗を構える赤ロゴでおなじみアプライドは、PS5 Pro発表当日に「119,800円のゲーミングPCあります」と自社のX公式アカウントに投稿。「#PS5pro」とのハッシュタグもあることから、狙っているのは明白です。

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また、秋葉原を筆頭に緑のロゴで知られるツクモ(TSUKUMO)は8月下旬に投稿した同価格帯の自社商品告知を引用し、「12万円、です」「13万円だと…」と複数念押し。マウスコンピューターもPC選びのアドバイスを更新するなど、各社何らかの動きが見られました。

ただし、パソコンは高性能になれば高価になるのは想像に易く、高負荷タイトルの中には軽く20万円を超えるスペックを要求するものも多数見受けられます。現に、宣伝されていた12万円PCは「Core-i5 12400F」「Ryzen5 4500」「GeForce RTX4060」「DDR5 16GB」などの構成であり、高負荷なタイトルをプレイするにはやや心もとないほか、PS5 Proよりも性能が劣る可能性も高いです。

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そのため、同じ12万円ならPS5 Proを買ったほうがトータルで良い、というケースも多いに存在します。もっとも目的や用途が違うため、ゲーム機とパソコンを比較するのはナンセンスではあるのですが、いずれか片方を選ばないといけない場合は「高負荷か」「プレステ独占か」など、プレイしたいタイトル志向で考慮しておきたいところです。

PCは何を買えば…わからない場合は“推奨PC”もアリ

また、12万円でもゲームができるパソコンが買えるのか!と思った矢先、パソコンに詳しくない方が直面するのはRyzen、GeForce、Radeon…見知らぬワードの数々や謎の型番。わかりやすい解説記事もたくさんあるので慎重に見ていけば良いのですが、それでも障壁の一つになっていることには変わりません。

そんな方にこそ「難しいことを考えなくていい」として、ゲーム機を買うのは最適解の一つではありますが、前述にあるような想いでやはりパソコンが欲しい…と思う方もいるでしょう。

その場合、失敗しないゲーミングパソコン選びとして挙げられるのが「推奨PC」の存在です。一部ののパソコンメーカーでは、特定のゲームタイトルが「快適に遊べるスペックである」ことを保証するモデルを用意しており、ゲーム開発元からの協力を得ている場合がほとんど。

国内メーカーのマウスコンピューターを例に挙げると、直近でもカプコン等のゲームに最適な推奨PCをゲーミングブランドから発表しています。なかには人気VTuberとコラボした“応援モデル“を展開するなど、カスタマイズ性の高いパソコンの魅力を生かした展開が行われており、PCという選択肢も(自作の道を除けば)さほど難しい話ではなく、選択肢としては魅力的でしょう。

著者 山本晃平

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