睡眠時間改善の一助に?1周年迎えたポケモン×睡眠ゲーム「Pokémon Sleep」日本からの支持圧倒的…継続プレイヤーからは好影響も示唆


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睡眠習慣とポケモンとを組み合わせたユニークなモバイルゲーム「Pokémon Sleep」が今年7月にリリースから1年を迎えたが、このほどマーケティング機関が発表したレポートによれば、その最大の市場は日本であることがわかった。平均MAU(月間アクティブユーザー)でも、日本は唯一100万を超える市場となり、2位のアメリカとの差は2倍以上になっている。

Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』とは“朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲームアプリ”をコンセプトに、日々の睡眠を記録しながらポケモンたちと交流することが出来るサービス。2023年以降、新たな『ポケモン』のゲームプレイの形として注目を集めており、国内外の多くのプレーヤーからの支持があった。

そんな同作、市場別シェアではダウンロード数でも収益でも日本が最大の市場で、ダウンロード数では全体の37%、収益では70%を占めていることが、マーケティング機関・Sensor Towerのデータから明らかになっている。特に市場別収益シェアは、2位のアメリカと比較して4倍以上で、これは日本発のポケモンIPが大きく影響していると考えられる。

App Storeでは「健康&フィットネス」ジャンルに分類される「Pokémon Sleep」は、同ジャンルのダウンロード数でも圧倒的な1位を維持している。また、2位の「Pokémon GO」との差は2倍以上で、睡眠やウォーキングをゲーム化したアプリがトップ3までを占めている点から、日本市場の独自性が伺える。

ユーザー属性の推計については、男女比率は6:4で、男性ユーザーが少し多い。年齢層では25歳~34歳が最も多く、次いで35歳~44歳の層が続く。この2つの層で全体の70%近くを占めており、1996年にリリースされたシリーズ1作目の影響から、幼少の頃にポケモンをプレイした世代からの支持が大きいと推察されている。

既存プレイヤーやポケモンファンからの支持について、同四半期における共通プレイタイトルには「Pokémon Masters EX」、「Pokémon HOME」、「ようこそ!ポケモンカフェ ~まぜまぜパズル~」が上位を占めており、支持が厚いことがわかる。

また、このようなファンからの支持があるゆえに、日本のMAUも高い水準を維持している。2024年第2四半期の同作の上位市場MAUでは、日本が圧倒的。同期間の日本の平均MAUは約100万で、これは2位のアメリカの2倍以上の数値となっており、日本のユーザーが世界で最もアクティブにゲームを利用し続けることが予想される。

ちなみに、本件とは直接の関係はないものの、タイトル公式からは国別睡眠時間も公表。全世界のプレイヤー15万人を対象に、7カ国別での平均時間をとったところ日本は最下位の5時間52分であったことが判明。しなひ、プレイ開始時との比較において、1カ月継続してプレイすると約30分、2カ月プレイすると約50分、3カ月以上プレイすると約1時間10分も睡眠時間が増えていることもわかっており、ゲーミフィケーションが一定の効果をもたらすことが示唆されていた。

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