海外からの通販需要、プレイや投機活況の「トレカ」が最多…グッズは「鬼滅」「ドラゴンボール」「仮面ライダー」人気顕著


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日本国外から国内商品を購入する越境ECについて、越境ECサービス「Buyee」が今年上半期の販売動向を発表。クールジャパン戦略の関連分野を中心に活況を見せ、越境EC人気カテゴリでは、「トレーディングカード」が最多の購入件数を記録したことがわかった。

トレーディングカードは「ポケモンカード」を筆頭に多数の関連企業から人気IPを活用したカードが登場しており、レアカードは希少性もあることからプレイ目的に加え、投機商品として海外で取引されるなど多様化している。国内外での人気上昇に伴う商品の多様化が、海外ユーザーにとっての購入しやすさにつながったとみられる。

また、昨年同期比の伸長率では「アニメ・コミックグッズ」が首位となった。これは動画配信サービスを通じた日本アニメの世界的な普及が背景にあるとされており、クールジャパン戦略関連分野の動向では、アニメ分野で「鬼滅の刃 柱稽古編」が2024年上半期放送開始アニメの中で最も人気を集めた。購入層は20代を中心とした若い世代の男女が中心だった。

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音楽分野では、歌手の「Ado」が2024年上半期で最も人気のあるアーティストとなった。エリア別のメインユーザーは50代男性と20代女性に二分され、前者はレコードや洋楽ロック、クラシックなどの「長年の趣味」を、後者は最新のJ-POPやK-POPを好む傾向が見られた。

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マンガ分野では「ドラゴンボール・鳥山明」が最も人気が高く、映画公開で注目を集める「ハイキュー!!」が2位となった。ゲーム分野では、レトロゲーム機人気の高さが目を見張る一方で、モバイルゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat 初音ミク」関連グッズが最も人気を集めた。主な購入者は30〜40代の男性だった。

そして特撮分野では、「仮面ライダーガッチャード」「王様戦隊キングオージャー」といった最新作に加え、映画「ゴジラ-1.0」の好調を受けた「ゴジラ」シリーズ、Netflixでの世界配信が始まった「ウルトラマン」シリーズなども人気を集め、上位5作品で全体の9割を占めるほどの注目を集めている。

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著者 編集部 経済・社会担当
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