中国ゲーム「悟空」発売初日に“同接200万人超”の特大ヒット…背景に嗜好の変化?各方面に影響与える


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中国のゲーム開発スタジオGame Scienceが手掛けたアクションRPG「Black Myth: Wukong」が8月20日にPCとPS5に向けて発売され、中国国内で驚異的なスタートダッシュを飾っていること国内外で注目を集めている。

「Black Myth: Wukong」は中国神話「西遊記」を題材とした新作タイトル。中国名は「黑神话:悟空」で、
発売前に公開された同作のトレーラー映像は動画サイト「Bilibili」にて5500万回以上再生され、同国のコンシューマタイトルとして過去最高クラスの期待が寄せられていた。

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そして20日に発売された直後より瞬く間に注0823-p5f7dxc4目を誘い、発売から24時間以内にSteam上で220万の同時接続プレイヤー数を記録し、シングルプレイタイトルとしては史上最高の数字を叩き出したという。全ジャンルを通じても「PUBG」に次ぐ第2位の記録となるようだ。

同作のプレイヤーの多くは中国国内であるようで、Steamのレビュー欄のうち9割以上が簡体字、そのほとんどがポジティブな意見だった。さらに、好調なのはSteamなどのデジタルに限らないといい、パッケージ販売として国内EC「京東」などでは数量限定版が即刻完売している。

 

また、マーケティング機関などによれば、対応プラットフォームの一つであるPS5の中国国内セールスは本作の展開が奏功し、例年の倍近い出荷を行っているといい、PCを所持しないライト層にも関心が渡っていることが示唆されている。

この人気を糧に非関連産業とのコラボも早速始まっているといい、国内大手カフェチェーンやゲーミングPCブランドとも各種キャンペーンを行っている。

「日本や欧州と戦える」市場になる可能性

こうした動きについて、海外の専門家やマーケティング関係者からは中国ゲーマーの嗜好の変化があると指摘していた。現在は米哈游(miHoYo)の「原神」を筆頭にアプリ内課金による無料プレイモデルが主流の一方、Steamの国内アクセスができることなどが後押しし、有料のプレミアムゲームへの移行が進んでいる。

また、今後の展望として、中国がAA/AAAタイトルにおいても日本や欧州と戦えるほどへの成熟を遂げる可能に期待されているると同時に、海外のパブリッシャーにとっても中国市場への参入は大きな商機になり得る可能性も示唆されている。

 

著者 編集部 IT/デジタル担当
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