クレカの規制問題に新展開?一部サイトでVISA取引が再開 直近には自民議員が米国本社に直接交渉


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「げっちゅ屋」などで知られる株式会社ゲインズのダウンロード販売サイト「DL.Getchu.com」において、一時取引停止となっていたVISAブランドのクレジットカード決済が再開したことがわかった。

DL.Getchu.comでは本年5月31日に国際系クレジットカードブランド「VISA」での決済が停止していた。しかし、直近に発表したお知らせでは、サイト上で8月15日から再度利用可能になったことを告知。

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実際の購入画面を確認してみると、各種案内では利用不可となっていたVISAが選択可能になっており、正常に再開していることが確認できるほか、「JCB」「MasterCard」については以前より対応している。

先日には政治家らによる直接交渉も

同サービスは美少女ゲームや同人誌、同人ゲーム類のダウンロード販売を行うサービス。取引されるコンテンツには年齢制限がかけられるアダルト関連も含まれており、同様のサービスである「DLsite」「FANZA同人」などとともに、国際系ブランドによる規制を受けていた。

この報せはXを中心にクリエイターやユーザーの間で早くも反響を集めている。というのも、表現規制問題に積極的に取り組む山田太郎 参議院議員が一連の現状を受けて、米国VISA本社に訪問し、現地責任者に説明を求める直接交渉に乗り込んでいたことが注目されていたためだ。

山田議員の報告によれば、担当からは「VISA本社は、特定の用語を含むコンテンツについて、取り扱ってはならないといった指示を出したことはない」といった内容を聴取できたという。実際のところ今回の取引再開が直接交渉によるものなのかは不明なものの、これまでにはなかった動きにDLsiteやニコニコ等の他サービスでの対応にも期待が高まることとなった。

著者 オタク総研編集部(地域/マガジン)
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