Apple、Epic Gamesの審査を2度却下も「EUに懸念表明」受け一転承認 「フォートナイト」iOS版再開も間近か


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「Fortnite(フォートナイト)」などで知られる大手ゲームパブリッシャーのEpic Gamesは日本時間の6日未明、Appleに申請していたEU圏内でのiOS版「Epic Games Store」の開設について、2度の審査却下を経て承認されたことを報告した。

Aplleでは、EUが3月より施行した「デジタル市場法 (DMA)」への準拠を目的に、iOSなどのモバイルプラットフォームに「代替アプリマーケットプレイス(alternative app marketplaces)」と呼ばれる新たなアプリ提供の枠組みの導入を開始していた。これを受けて、Epic側は発表当初より、現在配信停止中のゲーム「フォートナイト」をEU限定で“復活させる”見通しを立てていた。以降、着実に準備をすすめ、直近6月末には「Epic Games Store」と「Fortnite」の2つをAppleに審査提出し、今後数ヶ月内での提供開始ができると伝えていた。

しかし、AppleはEpicによる審査依頼に対して「『インストール』ボタンや『アプリ内課金』のラベル表示がApp Storeと酷似している」として、承認プロセスを2度拒否したことをEpicが報告。この対応についてEpic側は「恣意的かつ妨害的で、DMAに違反している」と抗議し、欧州委員会に懸念を伝えたことを明かした。

そして、この一連の報告を行ったわずか10時間後、EpicはAppleから承認したとの旨の連絡を受けたと報告、懸念表明を受けての対応である可能性がうかがえる。これにより、Epicは「Appleからのさらなる妨害がない限り、今後数か月以内に(EU圏内で)リリースする」とのロードマップも示している。

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