新作TVアニメ化発表で珍事 情報解禁時に「公式Xの名前が変えられない」変更規制かけられたか


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KADOKAWAは2日、LINEマンガにて連載中の「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」について、本作のテレビアニメ化を発表。各種ビジュアルやメインキャストも発表となり、実力派揃いの声優陣の出演が解禁された…のだが、そのSNS宣伝において珍事が発生していた。

このTVアニメ化発表は2日の18時ちょうどに情報解禁が行われており、同時刻には複数のメディア媒体にて報じられたほか、公式SNSとしてXアカウント(@clevatess_anime)を新たに開設。アニメ化に関する最新情報を伝えているのだが、何故か名前が「くれ」に。

厄介なXの仕様に翻弄されるアニメ宣伝

この類いのアカウントは「◯◯◯(作品名)」といった形が通例だが、最近翌日になっても一向にアカウント名が変わってない状況に公式側も言及。「現在Xのプロフィール変更に規制がかかっており名前を変更できない」ことによるものだと判明。同アカウントではアニメ化ティザービジュアルや最新PVなどが公開されているものの、雑な名前に「公式を自称している一般アカウントみたい」とのコメントも寄せられている。

こうしたXにおけるプロフィール更新の問題は近年にも多数見受けられており、今回はその最たる例の一つ。Xには不正利用を防止する観点などから、アカウント名やbio(自己紹介欄)、生年月日、位置情報を変更する際に「ロボットではないことの証明」やパスワード入力といった基礎的な変更確認が行われることがある。

一方で、頻繁に情報を変更する場合やアカウントを作って間もない場合、そして認証済み青バッジを適用している時には「規制」という形で変更が保留になり、運営側からの確認が行われることもある。今回の件で、対象アカウントは6月に作成されたばかりであり、この規制に引っかかった可能性が高い。

アニメ公式アカウントの場合、全ての情報を「情報解禁時刻」にもって公開しないといけないため、アカウント名を事前に変更することができない。加えて、審査の判定基準は不明であることもあり、極稀でのこうした問題に陥ることがあるようだ。完璧なる対策は存在しないものの、応急的にアカウントを複数作成できる環境を設けるというのは一定の効果があるかもしれない。仕事などでSNSを運用する方などはご注意を…。

「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」はLINEマンガ原作、7月5日からはKADOKAWA「MFコミックス アライブ+」シリーズより新装版も発売される岩原裕二氏によるファンタジー作品。「ウルトラマン」シリーズなど多くの特撮作品を手掛けてきた田口清隆が、今回アニメ監督に初挑戦し、キャストに白石晴香、田村睦心、中村悠一を起用するなど、今後の展開に注目だ。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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