17年ぶりの最新作『ドラゴンボール Sparking! ZERO』プレイ動画に続々反響…音には懸念も、迫力ある映像と演出に期待大


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10月10日発売予定のゲームソフト『ドラゴンボール Sparking! ZERO』の情報が先日の海外発表イベントを皮切りに続々と解禁され、ドラゴンボールファンたちが大盛り上がりしている。直近にも公式がプレイ動画を公開するなど、発売に向けていよいよその詳細が明らかとなってきた。

『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は、2005年より発売された『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズの最新作。2006年に『Sparking! NEO』、2007年に『Sparking! METEOR』が発売されたが、それから17年もの時を経て、シリーズ4作目となる『Sparking! ZERO』が制作される。

プレイ動画でも伝わる“ハイクオリティ映像”の高揚感

Sparking!シリーズの特徴は、なんと言っても3D空間を激しく飛び回る操作性。それまでのドラゴンボールの対戦ゲームと言えば、横軸が基本の2D格闘ゲームのようなものが多かったが、このシリーズでついに、ドラゴンボールらしい戦いの再現が実現された。

そして、Sparking!シリーズを語るうえでもう一つ欠かせないのが、圧倒的なプレイアブルキャラクターの数。1作目から90人もいたが、2作目で120超え、3作目では161人と、ドラゴンボールに登場する戦闘タイプのキャラをほぼ網羅するほどの数となっている。

これらの魅力もあって、前作の『Sparking! METEOR』は発売から17年経過した今でも、ドラゴンボールゲームの決定版として非常に高い評価を受けており、以後、『Sparking! METEOR』のゲーム性に近づけた様々なゲームも制作されたが、『Sparking! METEOR』ほどの評価を受けるにはいたらなかった。

そんな中で満を持して登場した、正当な続編『Sparking! ZERO』。PVが公開されるたびに凄まじい盛り上がりを見せていたが、ついにゲームプレイ動画も解禁となり、ユーザーたちから注目を浴びている。

動画や情報からはシリーズ続編らしく、Sparking!シリーズの良さをそのままに、グラフィックを大幅改良した、まさに正統進化が図られている。キャラクターたちはまるでアニメのような質感に。さらに、ラッシュ中の動き、爆発時のエフェクト、広大なフィールド、変身シーンのアニメ再現などもクオリティーが高く、SNS上では〈変身シーンがカッコよすぎる〉〈グラフィック神すぎ!〉〈求めてたものがついに来た感〉など歓喜の声が多数あがっている。

音楽の迫力にはやや懸念も、ボイスに注目

一方で、懸念点がないわけでもない。多くのユーザーに指摘されているのは、SEの軽さだ。重みがあるはずの孫悟空たちのキックやパンチにつく音が、“ペシペシッ”というあまり強さを感じるものではなく、かめはめ波などの音もイマイチ迫力にかけるという声がある。

また、『Sparking! METEOR』シリーズではキャラ数はもちろんだが、BGMもアニメ『ドラゴンボールZ』のものが多数収録されていたが、このシリーズではPVなどを見る限り、そのあたりが収録されないのでは? との懸念も…。他にもキャラの動きが『Sparking! METEOR』シリーズよりも遅く感じるとの声も多いが、ここら辺はまだあくまで開発段階ということで、改善される可能性は十分あるだろう。

なお、キャラボイスは一部、『Sparking! METEOR』で収録されたものを使っていると思われる箇所がいくつかあり、こちらに関しては迫力満点だと大好評。新規のボイスと、既存のボイスのハイブリッドというシリーズ作品ならではの強みを生かしている。特に、孫悟空スーパーサイヤ人3が龍拳を放つシーンの迫力は圧巻で、〈野沢ボイスやばい〉〈マジで最高すぎる〉と大好評。
発売まで4カ月を切った本作。さらなるブラッシュアップを含め、完成版が楽しみだ。

■ドラゴンボール Sparking! ZERO
発売日:2024年10月10日(木)
ジャンル:3D対戦アクション/CERO:A
ハード:PlayStation🄬5/Xbox Series X|S/STEAM®
プレイ人数:1人(オンライン時 1~2人)

©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション©Bandai Namco Entertainment Inc.※画面は開発中のものです。

著者 神山勝丸
ドラゴンボールとドラクエ、鳥山明を愛する30代。好きなアニメはサザエさん。