バンダイナムコ、ゲーム課金に“ストア税回避”の仕組み導入 Webサイト経由で10%のアイテム上乗せ
バンダイナムコエンターテインメントは11日、同社グループが運営する一部のスマートフォンゲームを対象に、アプリ内有償通貨をウェブサイト経由で購入できる仕組みの提供を開始した。
サービスは同社のEC通販サイト「ASOBI STORE」上に「WEB STORE」との名称で開設されており、iOS/Android向けゲームアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」の1タイトルを対象に提供される。購入処理は同社代理店である「Xsolla」を通じて行われ、プレイ中のアカウントをバンダイナムコIDに連携することで購入できるという。
同タイトルではこれまでApp StoreおよびGoogle Playを通じたアプリ内課金を提供してきたが、新たに設けられたウェブストアを通じて課金することで、購入額に応じて「最大10%分の無償通貨が上乗せ」して提供される。アプリストアを経由した決済では最大15%~30%程度のストア手数料が必要になるため、利益圧迫を回避したい狙いがみられる。
なお、同様にウェブサイト経由で課金を促す取り組みはゲーム「アイドルマスターシャイニーカラーズ」でもサービス開始の2018年から行われており、バンダイナムコネクサスが運営するゲームプラットフォーム「enza」での購入により、アプリストアよりもお得に課金することができる。
©窪岡俊之 THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.